旧体制
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「HUGっと!プリキュア」の記事における「旧体制」の解説
番組放送開始当初のあざばぶ支社に配属されていたメンバー。 ルールー 声 - 田村ゆかり クライアス社に所属する少女型のアンドロイドで、未来を奪われた人間を管理するために製造された経緯を持つ。製造型番は「RUR-9500」。社内での肩書きはアルバイト。一人称は「わたし」。 頭部にまとめ上げた青紫色のロングヘアが特徴。黒と紫が基調の奇怪な衣装を着用し、背中には灰色のマントを身につけ、黒いロングブーツを履いている(スパイ時の格好は後述のリンク参照)。 感情を表に出さない寡黙な性格で、常に虚ろな表情をし淡々と丁寧語で喋る。また「想定外」「○○不能」を多用している。組織で定められた規約には忠実に従って行動し、上層部に報告書を提出しない同僚には何度も注意を託すなど、だれに対しても事務的な態度で接する。その仕事に対する忠実さもあって多くの上司から信頼を得ているが、一方では上司の残業を押しつけられることも多い。 データを分析・計算する分野に長けており、自分で思考した確率を導き出す能力をもつ。データを分析する際やネガティブウェーブを照射する時に、顔部に電子基坂のような線が映る描写がある。また、戦闘の際にはUFOに乗り、プリキュアの弱点を的確に分析して追い詰めるなど近代的な戦術を多く取り入れたり、オシマイダーを発注する際にはダンスのように足でパネルを踏み、出したデータをつかんでディスプレイ状に展開する。 チャラリートが浄化された後さらなる力を得たプリキュアの情報を得ようと考え現在の人間界へ赴き、そしてはなの母・すみれの記憶を特殊な能力で改竄し「知り合いの娘のルールー・アムール」と認識させ野乃家への潜入に成功する。そこではなと接触することに成功しスパイ活動を始めるが、はなたちと生活を送るにつれ彼女たちに対して親近感を覚えたり、えみるとの出会いを境に様々な感情が芽生えるなど、次第に自身の心境に変化が生じ始める。 そんな矢先、パップルの攻撃からエールを庇うという行動に出たことで重傷を負い、その後パップルにより修理と記憶消去のためクライアス社へ強制連行される。修理と記憶消去の過程でリストルの提案により戦闘用プログラムを追加された上で試作品のパワードスーツを装着することになり、その姿でエールたちと対峙し強力な能力で3人を圧倒する。そして勝利を確実のものとするため3人をより詳細に分析するが、自ずと3人およびえみると過ごした記憶も蘇ってしまい苦悶し始める。それを見たアンジュとエトワールの連係攻撃によりパワードスーツが破壊される形で理性を取り戻すも、その直後3人との思い出が原因で胸が苦しみ出す。そこで3人が近づかぬよう威嚇射撃を行うが、これをエールがかいくぐり一騎討ちとなる。そこで彼女に「わたしはあなたたちを騙したのに、優しくされて胸が苦しい…」と吐露する。それを聞いた彼女から「わたしも胸が苦しいよ…、ルールーと戦いたくない。だって好きだもん!」と会心の訴えを返された瞬間、自身の中に何かが生まれる。その後はぐたんに撫でられた途端号泣し、そしてパップルに「もう機械人形ではありません!」と告げクライアス社に謀反し改心する。戦闘後3人から生まれたのは「心」であると教えられ、そしてはなと抱擁し契りを交わす。 改心後の詳細はルールー・アムールを参照。最終型態 ルールーがクライアス社によって大幅な改造を受けて得た姿。白色と紫色が基調のパイロットスーツを着用し、その上にロボットのようなアンドロイド専用のパワードスーツを実装している。ルールーの髪型に酷似した頭部に、大きめの胸部装甲と両肩が特徴。 パワードスーツ装着時は見た目に反して機動性に優れており、額から強力な光線、右肩から機関砲、左肩からミサイルや戦術高エネルギーレーザーを放つことが可能で、ルールー単体でも腕を変形することで重砲を放つことができる。 チャラリート 声 - 落合福嗣 クライアス社に所属する若い男性社員。社内での肩書きは係長。金色のセミロングヘアに褐色の肌が特徴。一人称は「オレちゃん」。 黄色のベストに黒色のタンクトップを着用し、首元にはネックレスを身につけ、ぶかぶかの灰色のズボンに白い靴を履いている。 チャラ男のように言動が非常に緩く、目上の存在に対しても馴れ馴れしい態度で振る舞い、自分の出世のために同僚を出し抜くずる賢さや、赤ちゃんの泣き声を聞くだげで不快感をおぼえる粗暴な一面をもつ。また、学校などの青春や明日への希望に満ち溢れている場所を露骨に嫌う傾向にある。 紫色のリング状のエネルギーで相手を拘束する能力をもつ。また、オシマイダーを発注する際にはパラパラダンスを踊る。 自ら「ミライクリスタル」の捜索及びプリキュアの打倒を具申しその任務に就くが、初出撃の際にはながキュアエールへと覚醒し、続く出撃でもさあやがキュアアンジュに覚醒するという事態に陥る。この不測の事態に対し、上層部からの評価を恐れて一切組織に報告せず、覚醒した2人のプリキュアをまとめて始末することで自分の成果を上げようと目論む。 だが、同僚のルールーによって前述の失態を上層部に報告されるに及び、ジョージやリストルから最後のチャンスを与えられる形で決死の覚悟を決め、ほまれを誘拐する形でキュアエールたちを倒そうとするが、結果的にはほまれがキュアエトワールに覚醒したことで失敗に終わる。任務失敗後は自分の仕事机を没収された上、任されていた任務もパップルによって奪われることになり、自身は「左遷部屋」へと異動させられる。 その後、左遷部屋で恐怖に怯えていたところをジョージから「トゲパワワ」を注入されてオシマイダーへと成り果て、パップルの指揮の下で人間界の街を破壊し尽くし、プリキュアを襲撃してミライクリスタルを奪おうと暴走する。しかし、オシマイダーになった影響で精神に異常をきたし、今まで自身が抱いていた「自分には才能がない」というコンプレックスを暴露した結果、それを聞いていたキュアエールから同情されることになり、最終的にはキュアエールからの救いの言葉を受けて穏やかな表情に変わりながらプリキュアたちの新しい必殺技である「プリキュア・トリニティ・コンサート」を受けて浄化された。 浄化された後は元の姿に戻った上でクライアス社から離脱して改心し、とある動画サイトの「チャラチャラチャンネル」というチャンネル内で動画を投稿する生活を送るようになる。また、同じくクライアス社を離脱したパップルやダイガンと共に芸能事務所の「まえむきあしたエージェンシー(MAA)」を起ち上げている。HUGMANで女性客の「イケメン」の声に反応し、ハリーと張り合いになる。この時、はぐたんを抱いて好きになった結果、現在では前述の赤ちゃん嫌いを克服した。 クライアス社との最終決戦では、パップル、ダイガンと共にピンチに陥ったプリキュアのもとへ助太刀に現れた。 2030年では小学生であり、ジェロス、ジンジン、タクミとは同級生の関係になっていた。 名前の由来は、社会人に関連した社会用語である「チャラ男」と「サラリーマン」をもじったもの。最終形態 大量の「トゲパワワ」を注入されてオシマイダーへと変貌した姿。服装に変化はないが、身体は黒色の巨大な怪物へと変化し、理性もほとんど失われている。また、一人称は「オレ」になる。 キュアエール、キュアアンジュ、キュアエトワールを同時に相手にしても圧倒できるほどの戦闘能力を得ており、手や足を伸ばすトリッキーな動きで攻撃や防御を行う。しかし、精神状態が弱まると身長が縮んで弱体化するという欠点をもつ。 また、この状態になると周囲一帯の空が黄色一色に染まる。 パップル 声 - 大原さやか クライアス社に所属する壮年の女性社員。社内での肩書きは課長。紫系のメッシュが施された青黒色のロングヘアが特徴。一人称は「わたし」で、「しもしも~」と「ぶっとび~」が口癖。 黒色のロングコートに露出度の高い紫色のボディコンを着用し、網タイツに黒いヒールを履いている。また、手元にはジュリ扇を携帯し、両耳には黄色のイヤリング、首元にはネックレスを身につけている。 女性の色気を全面に醸しだすグラマラスな人物として振る舞うが、気に入らない状況になると露骨に不快感を示したり、1人のプリキュア相手なら勝てると豪語する自信家かつ高飛車な一面をもつ。また、仕事におけるプロ意識は高く、報告、連絡、相談は組織にとって必要不可欠なものと心得ているが、彼氏(前述のジョージであると思われる)とのデートを優先して部下のルールーに仕事を押しつけることもある。 基本的に仲間意識は皆無であり、失態続きのチャラリートに対して「無能な男」と罵倒したり、アンドロイドのルールーを完全に物扱いするなど、仲間を平然と利用する傾向にある。一方で、チャラリートが作成したプリキュアに関するデータを素直に評価したり、ルールーを強引に改造するリストルに対して困惑する表情を見せることもある。 ショルダーフォンを掛けており、それでオシマイダーを発注したり、出撃する時や撤退する時に利用するタクシーを呼び寄せたりする。また、オシマイダーを発注する際には扇を振りつつ「煽って、煽って、フウッフウッ」と言いながらバブリーダンスを踊り、タクシーを利用する際には運転手に領収書を要求する。 携帯している扇子を駆使して突風を引き起こしたり、空から強力な光線を放つこともできる。また、一度ラヴェニール学園に潜入するために無理矢理学生に変装したことがある。なお、「トゲパワワ」を増幅させてオシマイダーを強化することもできる。 任務から外されたチャラリートに代わり、自ら「ミライクリスタル」の捜索およびプリキュア打倒の任務に就く。しかし、その後は自身も度重なる失態を犯すことになり、自分の名誉を挽回するためにもチャラリートをオシマイダー化するという計画を発案するが、結果的にチャラリートが浄化されたことで失敗に終わる。そして、リストルやダイガンからこれらの責任を追及されるほどに失墜し、自身は残業続きの日々を送るようになる。 前述のことで鬱憤が溜まっていく一方、潜入任務に就いているルールーがプリキュアとの交流を深めていく様を静観する中、ルールーがプリキュアに加担する瞬間を目撃したことで彼女を裏切り者と判断し、ルールーの記憶を強制的に操作した上でプリキュアたちに襲わさせる行動に出るが、結果的にルールーが完全にプリキュア側へと寝返ったことで失敗に終わる。その後は名誉挽回の傍ら、自分を裏切ったルールーを始末することにも重点を置くようになる。 そのような中、心の拠り所であった彼氏を後輩のジェロスに奪われたことで深い絶望に陥り、自身に大量のトゲパワワを注入してオシマイダーへと変貌し、自暴自棄になる形で街中を破壊しながら暴走する。その最中に、自身の心の内側に入り込んだキュアマシェリとキュアアムールに「愛してたのに、すてられた」という本音を打ち明けながら攻撃するも、それを聞いたキュアマシェリたちの必死の励ましによって徐々に沈静化し、最後は彼女たちの新たな必殺技である「ツインラブ・ロックビート」を受けて浄化され、安心した表情を見せながら元の姿に戻った。 その後はクライアス社から離脱しており、チャラリートやダイガンと共に芸能事務所の「まえむきあしたエージェンシー(MAA)」を起ち上げ、社長業に就いている。また、えみるとルールーが結成するアイドルユニット「ツインラブ」を事務所に所属させるべく行動し、最終的に引き入れることに成功している。 クライアス社との最終決戦では、チャラリート、ダイガンと共にピンチに陥ったプリキュアのもとへ助太刀に現れた。 2030年では空港でほまれとすれ違っている。 名前の由来は、経済に関連した社会用語である「バブル経済(バブル景気)」をもじったもの。最終形態 パップルが自身のトゲパワワを増幅させ、オシマイダーへと変貌した姿。外見上の特徴はチャラリートの時と同様、黒い怪物の姿をしている。紫色のボディコンを着用するところは変わらないが、髪色は薄い水色に変化している。 戦闘時は口からビーム砲のような光線を放つほか、キュアアンジュの「フェザーブラスト」やキュアエトワールの「スタースラッシュ」を容易に防ぐほどの防御力を誇る。 ダイガン 声 - 町田政則 クライアス社に所属する中年の男性社員。社内での肩書きは部長。口髭に肥満型の身体が特徴で、眼鏡をかけている。一人称は「わたし」。 緑と黄緑が基調の奇怪な衣装を着用し、背中には短い黄緑色のマントを身につけている。また、あごヒゲを小さな赤いリボンで結んでいる。 格下の相手には強気な態度で接する横暴な人物として振る舞い、任務を果たせない部下に対しては冷徹に切り捨てるなど、恩情や仲間意識といったものは一切もたない。また、自分なら任務を5分で終えると豪語したり、本社に戻れない現在の状況にいつも憤慨するなど、自信家かつ堅苦しい一面をもつが、ドクター・トラウムの口からクライアス社内では「お荷物」の存在であったことが語られている。 オシマイダーを召喚する際にはモンキーダンスを躍り、最後にはサタデー・ナイト・フィーバーのような決めポーズをする。また、「ネガティブウェーブ」を発動する際には「ネガテブウェーブ!」という少し訛った発音をする。なお、長らく出撃の機会がなかったためか、発注の際の手順にうろ覚えの様子を見せていた。 パップルの退職後、自信に満ちた表情で初出撃することになったが、ドクター・トラウムによって5分どころか5秒でプリキュアと戦うことなく粛清され、彼から受けた傷を治癒しようとしたキュアアンジュに感謝の言葉を述べながら撤退した。 その後は改心してクライアス社から離脱し、パップルたちが起ち上げた芸能事務所の「まえむきあしたエージェンシー(MAA)」に所属する総務係長として再スタートする。そのような中、ハロウィンのイベントに用いるお菓子作りがうまくいかず苛立つ中、その隙をつけ込んだリストルにスカウトされる形でクライアス社への復職感情が芽生え、命の恩人であるプリキュアに対して心苦しさを抱きつつも猛オシマイダーを召還する。しかし、結果的にはプリキュアの浄化技である「プリキュア・チアフル・アタック」を受けて猛オシマイダーと共に浄化され、パップルに自分の作ったお菓子が子供たちに好評だったと聞かされたことで再度改心した。 クライアス社との最終決戦では、チャラリート、パップルと共にピンチに陥ったプリキュアのもとへ助太刀に現れた。 2030年では医療従事者となっており、さあやと共にはなの出産に立ち会う。 名前の由来は、世代に関連した社会用語である「団塊の世代」をもじったもの。
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旧体制(2012年以前)
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「マルナカ (チェーンストア)」の記事における「旧体制(2012年以前)」の解説
代表取締役会長であった中山芳彦は『瀬戸内の暴れん坊』の愛称を持つ。イオン譲渡以前の旧体制下では、中山社長夫妻と資産管理会社のマルナカホールディングス(旧:マルナカ開発)がほとんどの株式を持つ非上場企業で、毎年日経未公開株上位にランクされていた。 旧体制下ではマルナカホールディングスが掲げる「瀬戸内リージョナルチェーン構想」の元、地盤の香川県以外の四国地方、岡山県以外の中国地方、関西地方にも多数出店予定とし、四国(マルナカ本社)側では愛媛県・高知県を中心に出店、本州(山陽マルナカ)側では関西圏に集中出店する予定とされていた。 顧客も多く、香川県内だけで60余店舗を有している。 しかしながら、近年においては県内のマルヨシセンターやきむら、ムーミーとの競合に加え、県外からもフジ・リテイリング、ママイ、サニーマート、キョーエイ、ハローズ、大黒天物産、イズミ、イオングループなどが進出。また山陽マルナカにおいても、岡山県内において天満屋ハピータウン、ニシナ、ハローズ、大黒天物産、イオングループなどとの競争が激化していた。 大都市圏への出店を加速させるため、2009年(平成21年)より関西圏への集中出店と本社及び拠点を神戸市の六甲アイランドに移転する計画や、関西圏での店舗数が30店舗になる2011年(平成23年)を目処にマルナカと山陽マルナカで共同持株会社を設立して経営統合することを発表した。2011年(平成23年)10月に実質持株会社であり不動産開発を行なっていたマルナカ開発をマルナカホールディングスに事業再編を目的に社名変更させた。 2009年(平成21年)に香川厚生年金会館(ウェルシティ高松)を買収。全館リニューアルを施した上で4月に「ホテルパールガーデン」として開業、ホテル事業に進出した。さらに2010年(平成22年)10月には、テーブルマーク株式会社(旧・株式会社加ト吉)の子会社である加ト吉フードレックから「琴参閣」と「観音寺グランドホテル」を買収し、ホテル事業の拡充を図っている。 これまでどこのボランタリー・チェーンにも属さず完全独立を守っていたが、2010年(平成22年)8月11日に、イオン株式会社ならびに三菱商事株式会社と包括業務提携契約を締結、物流システムの効率化・商品の共同調達・プライベートブランドの開発など様々な面で両社と協力することとなった。 しかし、その提携・協力は徐々にその枠を超える事となる。イオンとの提携を通し、近年の小売業における情報技術の進化を伴った業界の加速度的に進む変容(電子マネーの運営やPBの連続した充実、他にも細かなサービスの導入など)についていくためには莫大な資本を要する現実に直面し、以前よりプランとして掲げていた「瀬戸内リージョナルチェーン構想」を断念するに至る。 ついに2011年10月には、11月を目処にイオンがマルナカと山陽マルナカを子会社化すると発表し、イオングループ入りすることが確実となった。その一方でマルナカホールディングス側もイオンの株式を持つこととなり、マルナカ本体よりの直接経営からは手を離すものの、イオンを通じての影響力をある程度残す形となった。
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