明石覚一とは? わかりやすく解説

あかし‐かくいち【明石覚一】

読み方:あかしかくいち

1300ころ〜1371]南北朝時代平曲家。一方(いちかた)流の祖、如一(にょいち)の弟子平家物語詞章曲節改訂し平曲基礎築いた


明石覚一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 07:54 UTC 版)

明石 覚一(あかし かくいち、正安元年(1299年)頃 - 応安4年 / 建徳2年6月29日1371年8月10日))は、南北朝時代の平家琵琶(一方流)演奏家である[1]


注釈

  1. ^ 覚一が足利氏の一族として認識されていたことは、室町時代小笠原氏が残した武家故実書である『三議一統大双紙』にも「御当家(足利家)の人々」の中に"明石殿"として記されていることからも分かる[2]
  2. ^ 琵琶の名手である彼は耳なし芳一のモデルともいわれている[3][誰?]
  3. ^ 城一の弟子が如一(一方流)・城玄(八坂流)で、如一の弟子が覚一である[4]
  4. ^ 甲良本『平家物語』巻12の奥書に「応安3年11月29日 仏子有阿」、灌頂巻末尾の奥書には「応安4年辛亥3月15日」「沙門覚一」の名が確認される[7]。和暦をグレゴリオ暦になおすとそれぞれ、西暦1370年12月25日と西暦1371年4月9日である。

出典

  1. ^ 上田正昭、津田秀夫、永原慶二、藤井松一、藤原彰、『コンサイス日本人名辞典 第5版』、株式会社三省堂、2009年 10頁。
  2. ^ 谷口(2019)p.186
  3. ^ 安徳天皇を祀る「赤間神宮」で『耳なし芳一まつり』 -観光ジャーナル「山口遊遊」
  4. ^ 杉田黎明『平家物語』
  5. ^ a b c d e f 藤間(1979)p.40
  6. ^ 山本(1989)「口承文芸と文字―平家物語の生成」p.162
  7. ^ a b 山本(1989)「平家物語の世界」pp.157-159


「明石覚一」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「明石覚一」の関連用語

明石覚一のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



明石覚一のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの明石覚一 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS