ふ‐しん【普請】
普請
普請
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:10 UTC 版)
普請(ふしん)は、一般には土木工事のことを指す言葉であり、城の土木工事のことを特に城普請(しろぶしん)ともいう。 まず、堀や塁の計画を実際の場所に縄によって線描する。これを縄打ち(なわうち)という。現代の、日本の建築工事で行われる「遣り方」(やりかた)と目的は同じである。普請の段階では地形を整えて、各種の堀が穿たれ、土塁を盛り、ときには石垣を積む。石垣工事は、石垣職人が技術をもたない作業員に、技術的な指示を出して工事を進めた。
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普請
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/22 00:13 UTC 版)
きっかけは江戸中期、この地を干害・冷害・虫害などが襲ったことから農地確保のため土砂流出を防ぐ砂留が設置されたという。 別所砂留に関する歴史資料は芦田町福田旧庄屋の『國頭家文書』でほぼ構成されている。2016年現在発見されたもので享保7年(1722年)に工事中の記録が残っているため、少なくともこの時期にはある程度完成していた可能性が高いとみられている。なお土木学会推奨土木遺産選定時点では宝暦14年(1764年)13基あったとする古文書が最古であり、のちに1722年の古文書が発見された。以下、2016年現在でわかっている記録を列挙する。 享保7年(1722年)別所野山管理についての約束事を記した一帖。 宝暦14年(1764年)13基を一人が二つの砂留を管理し7人で十三番まで管理した村役人宛に出した文書。 天保11年(1840年)5月の洪水被害を受けた砂留を修復する為、同年8月に工事の見積もりをした下書きと思われる。 弘化3年(1846年)13基存在 安政3年(1856年)別所砂留普請に山手村石築から派遣『三谷家文書』 江戸時代は砂留の背後地を水田として用いていたという。大正時代以降は水田利用は止められ牛の放牧地として利用していた。確認できる過去の気象データでは、大きな被災記録は残っていない。
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普請
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 06:14 UTC 版)
切岸・堀・土塁・石垣 城を構成する基本的な防御施設として、初期の山城では切岸(きりぎし)が用いられたが、やがて堀(ほり)・土塁(どるい)が多用され、石垣(いしがき)が多くなった。堀は水堀の他、空堀、畝状竪堀などの形態があり、土塁は土居(どい)ともいい、堀を掘った土を盛って外壁とするものである。土塁の上部に柵や塀を設けることもあり、斜面には逆茂木(さかもぎ)を置いて敵の侵入を阻むなど、防備は厳重を極めた。石垣は中世においても城郭の要に一部用いられることはあったが、安土桃山時代になると、重い櫓を郭の際に建てる必要から、土塁の表面に石材を積んで強化した石垣が発達した。安土城以降は、土木技術の発達と相まって、大規模な石垣建造物が西日本に数多く建設された。 虎口 詳細は「虎口」を参照 城の出入口を、虎口(こぐち)という。大抵は曲げられて造られることが多く、城門や虎口の正面に蔀(しとみ)や芎(かざし)と呼ばれる土塁を設けてまっすぐ進めなくすることもある。城の正面(近世城郭では通常は南)の虎口には大手門・追手門(おおてもん)、裏の虎口には搦手門(からめてもん)が構えられた。虎口は城兵の出入り口であるとともに、敵の侵入口にもなるため特に厳重に防備が固められた。虎口に塁壁で四角形の空間を形成して門を2重に構えたものを桝形虎口(ますがたこぐち)という。虎口の外側にある堀の対岸に、橋頭堡としてさらに堀で囲まれた小さな曲輪を造ることがあり、これを馬出(うまだし)といった。 敵と対面する虎口の堀には土橋や木橋が架けられた。木橋の場合は、必要に応じて城内と城外、郭内と郭外を遮断するために、木橋の板をはずすか、または破壊することができた。特殊なものとして、あらかじめ可動式にした橋があったらしい。算盤橋(そろばんばし)や車橋(くるまばし)などの郭内に引き入れる引橋があったといわれる。虎口の門柱によって橋を釣り上げる桔橋・跳橋(はねばし)もあった。
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普請
「普請」の例文・使い方・用例・文例
- 8月第1週の日曜日に工場周辺地域の道普請を行います。
- 安普請の家.
- 普請について職人が大勢入っている
- 彼は近頃の火事で家を焼いて今普請をしている
- 貸家は安普請が多い
- 夜明かしして普請を早くでかした
- 普請はおおかたでき上がった
- 普請を始める
- もう普請にかかっている
- 普請中隣家に仮営業仕候
- 普請はどのくらい日数がかかるか
- 金の都合で普請を延ばした
- 行灯普請
- ご普請ができてさぞご安心でしょう
- 普請(建築費)は一万円以下では上がらない
- 今年中に普請は落成しますか
- 普請道楽
- 普請中隣家にて営業仕候
- 彼は火事で家を焼いて今普請をしている
- 僕は今度普請をした
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