書かれている数
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 23:01 UTC 版)
「プリンプトン322」の記事における「書かれている数」の解説
プリンプトン322の主な内容は4列15行にわたって記された数の表であるが、その数はバビロニアの60進法で記されている。第4列は単に1から15の行番号を示す。第2列と第3列は残存していて完全に読み取れる。しかし、端の第1列は欠損している。それを推測して補うのに矛盾しない2通りの手段があるが、それらは単にそれぞれの数の先頭に1を付け加えるかどうかの違いである。次に表に書いてある数字を示す。括弧内は補った1である。 (1:)59:00:15 1:59 2:49 1 (1:)56:56:58:14:50:06:15 56:07 1:20:25 2 (1:)55:07:41:15:33:45 1:16:41 1:50:49 3 (1:)53:10:29:32:52:16 3:31:49 5:09:01 4 (1:)48:54:01:40 1:05 1:37 5 (1:)47:06:41:40 5:19 8:01 6 (1:)43:11:56:28:26:40 38:11 59:01 7 (1:)41:33:45:14:03:45 13:19 20:49 8 (1:)38:33:36:36 8:01 12:49 9 (1:)35:10:02:28:27:24:26 1:22:41 2:16:01 10 (1:)33:45 45 1:15 11 (1:)29:21:54:02:15 27:59 48:49 12 (1:)27:00:03:45 2:41 4:49 13 (1:)25:48:51:35:06:40 29:31 53:49 14 (1:)23:13:46:40 56 1:46 15 これら4列の左に更にまだ欠けている列があると考えることもできる。これらの数の60進法から10進法への換算はさらに曖昧である。それはバビロニアの60進法の表記は各数が60の何乗を表す桁のものであるかを表すのに特化していなかったからである。
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