朝鮮の外来帰化氏族とは? わかりやすく解説

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朝鮮の外来帰化氏族

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 08:27 UTC 版)

朝鮮の外来帰化氏族(ちょうせんのがいらきかうじぞく)は歴史上の各時期に多くの外国人が移住し朝鮮民族帰化した。そして新しい姓氏あるいは新しい本貫をもたらした。外国人の朝鮮への帰化は三国時代に始まって、中国系が朝鮮に帰化したと言われている。しかし、多数の韓国の学者は朝鮮時代の学者・茶山丁若鏞が主張したように朝鮮半島の土着民が模華思想で中国の苗字を使ったと思っている[要出典][1]。朝鮮半島の土着民が中国の苗字を借りて族譜を作り始めたのは新羅末期と高麗時代である。女真契丹の攻撃によって合併の恐れがあった高麗時代には女真契丹との違いを表すため中国の苗字を借り、中国から帰化したという族譜を作るようになった。[2]特に高麗時代は多くの女真契丹が帰化し少数のベトナムモンゴルウイグルアラビアが帰化した。朝鮮王朝時代には、明朝日本などから来る少数の外国人が朝鮮に帰化した。流入した渤海人契丹との戦争に大きな功績を立てた。また流入した女真族は北方情勢を提供したり城を築いたり、軍功をたてた者もいる。李氏朝鮮を建国した李成桂は東北面出身でこの地域の女真族を自身の支持基盤とした。開国功臣だった李之蘭はこの地域出身の女真族指導者として同北方面の女真族と朝鮮の関係を篤実にするのに重要な役割を担当した。李氏朝鮮時代、同北方面の領域で領土拡張が可能だったことは女真族包容政策に力づけられたことが大きい。


  1. ^ 영산 신씨 - NAVER
  2. ^ http://jokbo.skku.edu/intro/jokbo_story.jsp
  3. ^ a b “초등교과서, 고려때 ‘23만 귀화’ 언급도 안해”. 京郷新聞. (2007年8月21日). オリジナルの2021年7月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210730074749/https://m.khan.co.kr/national/national-general/article/200708211830391 
  4. ^ 金相勲, 稲田奈津子[訳] , 三上喜孝[解説]「韓国人の起源に関する中高生の意識と『国史』教科書との関係」『山形大学歴史・地理・人類学論集』第13号、山形大学歴史・地理・人類学研究会、2012年3月、52-53頁、ISSN 13455435CRID 1050282677551302272 
  5. ^ 이선복『화석인골 연구와 한민족의 기원』일조각〈韓國史市民講座 Vol.32〉、2003年、64-65頁。 
  6. ^ 韓洪九『韓洪九の韓国現代史 韓国とはどういう国か』平凡社、2003年12月17日、68-69頁。ISBN 978-4582454291 
  7. ^ 浜田耕策 (2005年6月). “4世紀の日韓関係” (PDF). 日韓歴史共同研究報告書(第1期) (日韓歴史共同研究): p. 44-45. オリジナルの2015年10月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151018092951/http://www.jkcf.or.jp/history_arch/first/1/1-01-hamada_j.pdf 
  8. ^ 韓洪九 (2006). 21세기에는 바꿔야 할 거짓말 Lie should be changed in the 21st century. ハンギョレ. ISBN 8984311979. http://book.daum.net/detail/book.do?bookid=KOR9788984311978 
  9. ^ 金光林 (2014年). “A Comparison of the Korean and Japanese Approaches to Foreign Family Names” (英語) (PDF). Journal of cultural interaction in East Asia (東アジア文化交渉学会). オリジナルの2016年3月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160327222247/http://www.sciea.org/wp-content/uploads/2014/05/03_JIN.pdf 
  10. ^ 岸本美緒宮嶋博史『明清と李朝の時代』中央公論社〈世界の歴史 (12)〉、1998年4月1日、17頁。ISBN 4124034121 


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