東ヨーロッパとユダヤ教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:48 UTC 版)
「禁断の果実」の記事における「東ヨーロッパとユダヤ教」の解説
一方、東欧のスラブ語圏では、ブドウとされる事が多い。ユダヤ教神秘思想の書籍『ゾーハル』でも、禁断の木の実をブドウとしている。 スラブ語の中にはトマトを、「rajčica(rajとは楽園を意味する)」や「paradajz」など、楽園に関連する語で呼ぶ場合もあり、これを禁断の果実だとする地域もある。トマトは新世界からの渡来当初、毒のある実だとみなされていたこともあり、実際に「禁じられた果実」であったことがこの説の傍証ともされている。 ユダヤ教の律法学者の間での伝統では、コムギとしていた。ヘブライ語では「khitah」と表記し、罪を意味する「khet」に通じるというのが理由である。また、リンゴ以前から親しまれ、西アジア原産の果物でもあるマルメロだとする人々もある。 その他、ザクロ、キャロブ、シトロン、ナシ、ダチュラなどが「禁断の果実」の可能性がある果物に挙げられる。
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