武蔵野とは? わかりやすく解説

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むさし‐の【武蔵野】

読み方:むさしの

[一]東京都埼玉県にまたがる洪積台地。南は多摩川から、北は川越市あたりまで広がる古く牧野江戸時代から農業地開発され雑木林のある独特の風景知られた。武蔵野台地

[二]東京都中部の市。住宅地として発展中心吉祥寺(きちじょうじ)。井の頭自然文化園がある。人口13.92010)。

[補説] 作品名別項。→武蔵野


むさしの【武蔵野】

読み方:むさしの

[一]国木田独歩の第1小説集明治34年1901)刊。秋から冬にかけての武蔵野の美しさなどを描いた短編17編を収録

[二]山田美妙による短編歴史小説明治20年(1887)11月から12月にかけ、読売新聞付録で全3回連載最初言文一致体新聞小説として知られる


武蔵野

作者山田美妙

収載図書美妙文学
出版社和泉書院
刊行年月1994.5
シリーズ名新注近代文学シリーズ

収載図書山田美妙
出版社筑摩書房
刊行年月2001.4
シリーズ名明治文学


武蔵野

作者国木田独歩

収載図書近代名作第4巻 小説 2
出版社文英堂
刊行年月1995.5

収載図書高校生におくる近代名作館 4 小説2を読んでませんか 新装版
出版社文英堂
刊行年月1998.9

収載図書国木田独歩
出版社筑摩書房
刊行年月2001.1
シリーズ名明治文学

収載図書現代文学名作
出版社明治書院
刊行年月2003.4

収載図書武蔵野 他
出版社日本文学館
刊行年月2003.5
シリーズ名日本名作選

収載図書独歩吟・武蔵野ほか
出版社教育出版
刊行年月2003.10
シリーズ名読んでおきたい日本名作

収載図書武蔵野
出版社フロンティアニセン
刊行年月2005.2
シリーズ名第2刷 (フロンティア文庫)

収載図書武蔵野
出版社舵社
刊行年月2006.1
シリーズ名デカ文字文庫

収載図書国木田独歩 宮崎湖処子
出版社岩波書店
刊行年月2006.1
シリーズ名新日本古典文学大系 明治

収載図書武蔵野 改版
出版社岩波書店
刊行年月2006.2
シリーズ名岩波文庫

収載図書朗読文学のしずく」 第6巻
出版社中経出版
刊行年月2007.9
シリーズ名楽書ブックス

収載図書百年小説
出版社ポプラ社
刊行年月2008.12


武蔵野

作者黒井千次

収載図書街物語
出版社朝日新聞社
刊行年月2000.9


武蔵野

作者加門七海

収載図書常世地神盲僧、妖ヲ謡フ
出版社マガジンハウス
刊行年月2002.10


武蔵野

読み方:むさしの

  1. 大盃をいふ、野見サズ(飲ミ尽サズ)の意。〔筑波むさしの見て肝つぶすなり、下戸の前へ大盃や出すらん。
  2. 大盃のことをいふ。武蔵野の平野広大であるために「野見尽さず」即ち「飲み尽さず」としやれたのである。〔花柳語〕
  3. 大盃のことをいふ。武蔵野の平野広大であるために「野見尽さず」即ち「飲み尽さず」としやれたのである
  4. 大きな盃のことをいふ。
  5. 〔花〕大盃のこと、大きいの意。
  6. 大きな盃。武蔵野ケ原の省略語で、「武蔵野は広く大きい」の故事から連想して用いたもの。〔花〕
  7. 大きな盃。武蔵野ケ原の省略語で、「武蔵野は広く大きい」の故事から連想して用いたもの。

分類 花柳界花柳語、花/風俗

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武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

分野 俳諧

年代 江戸前期

作者 松江維舟(重頼)〔編〕


武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

分野 連歌俳諧

年代 江戸前期

作者 館意行子〔編〕


武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

作者 国木田独歩

初出 明治34年

ジャンル 詩的散文


武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

作者 山田美妙

初出 明治20年

ジャンル 小説


武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

所在 埼玉県深谷市


武蔵野

読み方:ムサシノ(musashino)

所在 東京都昭島市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

武蔵野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/05 04:59 UTC 版)

武蔵野(むさしの)は関東の一地域を指す地域名。


注釈

  1. ^ 秩父根は古い山名。青梅あたりより秩父方向へ聳える山塊を指すものかと思われる。
  2. ^ a b 柳田國男は著書『武蔵野の昔』(1918年(大正7年))の中で、「近年のいはゆる武蔵野趣味は、自分の知る限りに於ては故人国木田独歩君を以て元祖と為すべきものである」と述べている。
  3. ^ a b c d 各市へのリンクを設けたが、現在の市域全域を指しているわけではないことに注意。
  4. ^ ここでいう「駅」は鉄道駅ではなくいわゆる宿駅、宿場町のこと。ここでは集落などを含めた地域そのものを指している。
  5. ^ 趣き、味わい。
  6. ^ きねがわ。現在の墨田区東墨田三丁目あたりから荒川の対岸あたりにかけての一帯。当時荒川はここを流れてはいなかった。
  7. ^ 府中のけやき並木南端・大國魂神社近くに歌碑がある。
  8. ^ 武蔵国に入った。
  9. ^ 今の済海寺港区三田四丁目)の場所にあったという。
  10. ^ 3日ほども草を分けて進んだが(原野は)尽きることがない。
  11. ^ 本来の道をはずれて行けば宿場などもあるが。
  12. ^ 前述・九条良経の歌を思い出している。
  13. ^ a b 「草より出て草に入る」は前掲・藤原通方の歌をもじった「むさしのは月の入るべき山もなし草より出でて草にこそ入れ」に拠ったもので、月が何もない草原から上って何もない草原に沈む、つまりどちらを向いても山が見えない関東平野の広さを表現したもの。「草の枕に旅寝の日数を忘れ」は新千載和歌集にある「草枕同じ旅寝の変はらねば日数忘るる武蔵野の原」のことで、何日歩きつづけても原野がつづく意であり、やはり広大さの表現。
  14. ^ 徳川家康の江戸入城。
  15. ^ 参考までに東京都都市整備局[1]がまとめた「東京の土地利用 平成19年多摩・島しょ地域」(多摩地域(エリア別) (PDF))から引けば、かつて“武蔵野”の主たる舞台であった3地域の土地利用の現状は以下のとおりである。 なお、分類の「原野」には市街地内の更地など緑地的要素のないものも含み、本記事中の「原野」とは意味が異なることに注意。
    分類 原野 森林 水面 農用地 公園等 宅地/道路等/その他
    北多摩北部(西東京小平東久留米清瀬東村山 0.7% 3.0% 0.6% 15.1% 5.5% 75.1%
    北多摩南部(武蔵野三鷹調布狛江小金井府中 2.7% 1.2% 1.6% 8.2% 7.4% 78.9%
    北多摩西部(国分寺国立立川昭島東大和武蔵村山 2.3% 6.0% 2.7% 11.6% 5.4% 72.0%
  16. ^ 例として、東京都建設局による「武蔵野の路」整備計画など。
  17. ^ たとえば武蔵野の森公園など。また「武蔵野の自然をイメージした内装」のホテルの例などもある[2]
  18. ^ 一例として、財団法人世田谷トラストまちづくりの「市民緑地制度」(世田谷区内各地)や、武蔵野の森を育てる会が管理する「境山野緑地」(武蔵野市)など。

出典

  1. ^ 『広辞苑 第5版』 岩波書店。
  2. ^ a b c 『江戸名所図会 二』 斎藤幸雄他編、有朋堂文庫、1927年 328-333ページ [3]国立国会図書館デジタルコレクション
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 『武蔵野のイメージとその変化要因についての考察』 山根ますみ/篠原 修/堀 繁、造園雑誌 53巻5号、1990年 [4]
  4. ^ 花札 - 世界大百科事典 第2版 コトバンク 2021年4月10日閲覧。
  5. ^ a b c d 立教大学観光学部(編)『大学的 東京ガイド:こだわりの歩き方』 昭和堂 2019年 ISBN 978-4-8122-1814-3 pp.87-103,.109-121
  6. ^ 新田村落の典型、武蔵野水土の礎 - 社団法人 農業農村整備情報総合センター
  7. ^ a b 『武蔵野図屏風(田家秋景)』 作者不詳、江戸時代東京富士美術館
  8. ^ a b 『武蔵野図屏風』 作者不詳、江戸時代中期島根県立美術館
  9. ^ 『武蔵野図』 伊達宗重、17世紀 (登米市 ふるさとライブラリー
  10. ^ 『色絵武蔵野図茶碗』 野々村仁清、江戸時代 (文化遺産オンライン
  11. ^ 『武蔵野図扇面』 酒井抱一、18-19世紀 (千尋の美術散歩
  12. ^ a b 『不二三十六景』のうち「武蔵野」 歌川広重山梨県立美術館) - 時代も遅く、いわゆる「武蔵野図」の範疇からは外れるが、同様のモチーフを踏襲している。
  13. ^ 風致地区種別一覧(PDF)風致地区制度 - 東京都建設局
  14. ^ 埼玉県・三富地域森林景観 - 東京大学大学院 森林風致計画学研究室
  15. ^ 三富落ち葉野菜研究グループ
  16. ^ トトロの森の紹介公益財団法人 トトロのふるさと基金
  17. ^ 公益財団法人さいたま緑のトラスト協会
  18. ^ 埼玉県下の国指定天然記念物(PDF)
  19. ^ 横沢入 (横沢入里山管理市民協議会)
  20. ^ 八王子堀之内里山保全地域東京都環境局
  21. ^ こもれびの里国営昭和記念公園
  22. ^ 『府中の町紹介』府中市図書館編集発行
  23. ^ 鈴木晋一 『たべもの史話』 小学館ライブラリー、1999年、pp.152-154
  24. ^ (3249) Musashino = 1961 XA = 1975 QL = 1977 DT4”. MPC. 2021年9月11日閲覧。



武蔵野(むさしの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:45 UTC 版)

妖狐×僕SS」の記事における「武蔵野(むさしの)」の解説

第1章の卍里のじいや。毎日卍里のお弁当届けに来たり、毎日卍里の部屋掃除し来ている。少々過保護落ち武者亡霊のような風貌。「大人仲裁」のための材料集め余念がない

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武蔵野(むさしの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 15:14 UTC 版)

ウメ」の記事における「武蔵野(むさしの)」の解説

豊後系。薄紅八重咲き最大輪である。

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武蔵野(むさしの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)

境界線上のホライゾン」の記事における「武蔵野(むさしの)」の解説

中央前艦。武蔵旗艦で、全体指揮運用を担う。

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