武術
武術家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:14 UTC 版)
出場者名拳法名マックス(イナズマックス) ハイパー空手 スネック(蛇咬拳のスネック) 蛇咬拳 ガロウ 声 - 緑川光、真野あゆみ(少年) 怪人覚醒後推定災害レベル竜以上 18歳。バングの元一番弟子。幼少時に受けたヒーローごっこの怪人役を強制された挙句に、自身が悪者扱いされるいじめの経験から、どんなに努力しても怪人が正義のヒーローに勝てない世の中に対して「理不尽さ」を感じており、自ら最強の怪人になってヒーローを倒すことを目標としている。また、ランキングに拘るヒーローの歪んだ価値観などを否定するなど、現在のヒーロー達の欠点などにも怒りを覚えている。そのため、怪人よりも強く、凶悪な存在になることで、いじめや争いが無くなる(いわゆる必要悪)という考えを持つ。一方でいじめられっ子のタレオを助けたり強くなるよう励ましたり、ヒーローを襲いながらも怪人とは違って一般人を殺傷しようとしない点から、蟲神からは中途半端と評価されている。 実力派の弟子たちを再起不能にしたが師匠のバングには勝てず破門されるも、人間でありながら怪人を名乗って「ヒーロー狩り」を開始した。ヒーロー協会からは「人間怪人」と呼称され、怪人協会も彼に目をつけ勧誘しようとした。 主な戦闘手段はバングから学んだ「流水岩砕拳」。バングの元一番弟子とだけあって格闘術の天才であり、戦った相手の戦闘技術をすぐさま学習し適応したり自分の技術に組み込んでいる。さらに最強の怪人になるという強い精神力を持って瀕死を乗り越えて戦い続け、驚異的な速度で強くなっていく。最終的には「流水岩砕拳」以外に、「旋風鉄斬拳」「爆心解放拳」「虎牙烈心拳」「炎舞弾道拳」「空虚深淵拳」「湖割氷河拳」「愚道山脈拳」「八怨鳥極拳」「圧迫面殺拳」「空気未毒拳」「引狐隆盛拳」など数々の武術を習得し、自身で究極の武術『怪害神殺拳』を編み出した。更にそれらに加えて神の力を借りることで、新たに「宇宙的恐怖【コズミックフィアー】モード」という神形態へと覚醒し、遂には『核攻撃』に匹敵する「核分裂」や、宇宙規模の超破壊力を持つ「ガンマ線バースト」などといった神の技と呼べるほどに至る。この時点で既に相手の行動を予測することができ、その実力は「黄金精子」を秒殺、残ったS級ヒーローやアマイマスクを圧倒した。その後現れたサイタマと戦うことになる。当初は低級ヒーローと侮っていたが、こちらの攻撃を物ともせず圧倒的パワーに脅威を覚え、唯一体術はまるでなってないことに勝機を見るも、それすら通用しないことでさらに追い込まれる。理不尽の力に恐れるなか自分も理不尽なるしかないと悪魔のような怪人へと変貌とげ渇望してやまなかった怪人になれたことに歓喜し挑むが、それでも通用せずより怪人化するも逆に武術がおろそかになり「弱くなってる」と一蹴し敗北する。 ボロボロになったガロウに対し他のヒーロー達がトドメを要求するもサイタマはトドメを拒否する。その様をガロウは不平等を産む正義と非難し、絶対悪こそ人が心を合わせていくための平等な悪であり世界平和に繋がると語り、サイタマに同じ使命感はあるかと問うが、「趣味」と答えるサイタマに愕然とし慌てふためき、泣きじゃくるように「こんなのヒーローじゃない!!」と非難する様見て「お前が本当になりたかったのはヒーローだが、妥協して怪人になったんだ」と看破し、それは成し遂げれないのなら「次」はとサイタマは渇いられ、ガロウは怪人化を解けながら絶望していく。プライドを踏み躙られたアマイマスクや他のヒーローたちが弱体化したガロウの処刑を強行しようとするも、ガロウが助けた子供が止めに入り、「本物のヒーロー」だと主張する様見てサイタマは「教えてくれたな、お前が何者なのか」と言葉を投げかけられ再び立ち上がり一瞬で姿を消し、彼は「次」を得た。 滅多に他人に関心を示さないサイタマだが、ガロウことを観察しており、無意識に殺人を避けていたことも理解していためガロウを怪人ではなく、変なコスプレしヒーローごっこする迷惑な隣人」と判断しており、そのため手加減して戦っていた。それでもマジシリーズを二度使用したのは初めての相手でもある。 その後、山奥にある「最果て修行場」にて滝行をしているところをキングに目撃され、また日雇いとして引越し業者で働いていたがネオヒーローのスィリューに襲撃されて、身元がバレてクビになった。だがスィリューに対して反撃せず、また業者の上司やトラックに被害を出さないなど彼の心境の変化が現れている。 チャランコ 声 - 増田俊樹 20歳。バングの一番弟子。「モテたい」という理由でバングの道場に入門した。実力は低いものの、自分以外の門下生がガロウを恐れて辞退したあとにバングが「一番弟子を名乗っても構わない」と発言したため、一番弟子を名乗っている。 不意打ちをすれば、地元のヤンキーには勝てるらしい。 ヒーロー狩りに巻き込ませたくないバングによって破門されるが、ヒーロー狩りにガロウが関係していることを知ると実力を省みずガロウに挑んで敗北。バングを奮い立たせた。事件解決後は弟子に復帰した様子。 ボンブ 声 - ふくまつ進紗 「旋風鉄斬拳」の達人。バングの兄。性格はバングに似ており、マイペースな一面をもつ。実力はS級最上クラスであるバングに匹敵するかそれ以上の実力者。 S級クラスの実力者たちと同じく、素手で地面を砕き割ったり、並み居る怪人集団の全滅はお手の物。この他にも車以上のスピードで走ることが出来たり、バングとの連携奥義は竜レベルの強さを持つ怪人を黙らせるなど戦闘力は極めて高い。 若き日のボンブは弟のバングとは正反対で、現在と同じく堅物で真面目な人物で「死の風」として知られる。荒れる弟に正しい強さを知ってもらうために決闘を申し込み、勝利する。それをきっかけにバングは考えを改め、彼と同じく道場を開くなどをして真面目になった彼を見直し、和解して現在に至る。 数百人の弟子を抱えていたが全員を破門した。後にバングと共にジェノスと戦闘していたガロウを襲撃。ガロウを援護しに来た怪人協会の怪人たちを相手する。得意技の旋風斬鉄拳は、対象を円形のピラミッド状に切り裂く。 この後ガロウを追い詰めた矢先に突然現れたムカデ長老と対峙する。バングとの連携攻撃や、ジェノスの超必殺技などで幾度か大ダメージを与えることに成功したが、その度に復活する様子を見て苦戦を強いられる。しかしその場にいたキングとサイタマによって九死に一生を得る。'旋風' '流水' 轟気空裂拳 ムカデ長老戦で使用した技。バングとボンブの腕を互いに重ね、円の様に描き、ダブルパンチの様なモーションで相手に叩き込む究極奥義。 倒すことは出来なかったものの、ムカデ長老を苦しめた技。 '旋風' '流水' 交牙竜殺拳 育ちすぎたポチとサイコス戦で使用した技。相手の側面に回り込み、左右対称に猛攻撃で相手を倒す連携攻撃。名前通り並みの竜レベルの怪人ならば即死。 ニガムシ 声 - 山本格 村田版にのみ登場。かつてはバングの(自称)二番弟子だったが、本性を剥き出しにしたガロウに敗れ、他の門下生たちと共に道場を去った。現在は「ニガムシ流拳法」師範だが、短足なために足技が苦手。近眼で普段はメガネをかけており、メガネを外すと顔の判別がきちんと出来ず、チャランコに変装した背格好の似たサイタマが偽者であることに気づけなかった。 バングの道場では、後輩だったチャランコに対して気絶するまで締め技をお見舞いしていたらしく、意地悪そうな人物として登場するが、20歳という実年齢に似合わぬ強面のせいでおっさん呼ばわりされることを気にしたり試合前に言い訳するなど、根は気の小さい性格である。要所要所でチャランコ(変装したサイタマ)を心配して面倒を見たり、初戦でジャクメンに絞め技で勝利したあともお互いを称え合うなど、それなりの人格は持ち合わせているようである。 第二戦ではサイタマに真剣勝負を挑むも、KO負け。 その後、現れた怪人によって病院送りにされる。しかし他のヒーロー達が怪人と戦っていると聞き、格闘家の意地も兼ねてリンリン・ザッコスらと現場に向かおうとするが、スイリューに止められる。 スイリュー 声 - 松風雅也 「冥躰拳(めいていけん)」の使い手。飄々とした性格の青年で、過去にスーパーファイトを三連覇したレジェンド。初戦でマックス、第二戦でスネック、第三戦でボルテーンにKO勝ち。決勝ではサイタマが失格負けになったことで優勝。 高い実力を有しているものの、修行時代は師匠の相手を適当にしていただけで、ここ数年は何の練習もしていないなど、目立った努力はしておらず、また自身が強くなろうとした理由は適当に楽して生きていくためで、これといった目標も理念も持ち合わせていない。かわいい女の子をナンパしては遊んで過ごしている。自分のことを「強い奴」と称し、「どんなに頑張ろうとも強い奴らが生き残るだけ」に過ぎず、(自分より)弱者ながらも人々を守ろうとする「ヒーロー」の行うヒーロー活動は気休めに過ぎないと思っていた。 全力を出せば、踏み込みだけで闘技台を破壊し、手刀で闘技台を真っ二つにし、さらに真っ二つになった闘技台を片足の踏み込みだけで引き起こすなど、常軌を逸した身体能力と格闘技術を有している。そのパンチは大型トラックをも粉砕する威力を誇る。 前大会優勝者であるウルフマン(ガロウ)との戦いを密かに望んでいたが、初戦でザッコスを秒殺し、バクザンにも1発でKO勝ちしたサイタマに対し強い興味と対抗心を抱き、決勝までの対戦相手を全て蹴り1発で倒してきた。サイタマとの対決となった決勝では手技を使わないまでも真の実力を解放し、他の出場者とは別格の実力を見せる。サイタマはスイリューとの対戦中に何度か怯んで技を回避するが、それはカツラが吹き飛んでばれたり、自身の反撃によって武術を体験する前に試合が終わってしまうのを避けるためであった。だがヒーローを侮辱する発言をしたスイリューに対してサイタマは寸止めパンチを繰り出し、スイリューはそのパンチに死を覚えサイタマとの圧倒的な実力差を思い知らされることとなる。 そのパンチ後にサイタマがカツラを被っていたことが発覚し規約違反により失格となったことで優勝となるも、サイタマの実力差を知ったことでここからが本番だと手技も解放しサイタマに武術のなんたるかを体に叩き込もうと全力で攻撃を仕掛け、冥躰空龍拳や冥躰震虎拳などスイリューの全力の攻撃を散々受け続けたサイタマが出した結論は、「なんか動きがかっこいいもの」という極めて浅いものに過ぎなかった。 必殺技の冥躰空龍拳を遊び半分で真似ようと回転するサイタマに激怒し攻撃を続けようとするも、回転するサイタマに場外まで弾き飛ばされた。試合自体はサイタマの失格で終わったものの、事実上初めての負けを喫することとなった。その後も今までの考えを特に改めることはできず、女の子との遊びで気持ちを切り替えようとする。 スーパーファイト会場にゴウケツが乗り込み、A級ヒーローのマックスとスネックの2人がゴウケツに一撃で倒された際には、予想通りヒーローは役に立たないと酷評。サイタマとの決勝戦の事を忘れようと、ゴウケツに屈服して怪人化したベンパッツ、ハムキチ、ボルテーンをあっさり倒した後、チョゼと激闘の末にかなりの負傷をするも勝利する。その戦いぶりを見たゴウケツに殺すには少し惜しいと判断され、今ならまだ寝返ってもいいと誘われるも、「ブサイクになりたくない」という理由から誘いを断り闘いを挑むがゴウケツに圧倒され、さらにはゴウケツの部下の三羽ガラスに甚振られてしまう。 ボロボロになったところにヒーロー活動時の衣装に着替えて戻ってきたスネックとマックスと共に三羽ガラスを倒すが、ゴウケツと対決する気力も体力も残っておらず、スネックとマックスが時間稼ぎとして挑んでいる隙に逃げ出そうとしたところを怪人化に成功したバクザンによって戦闘不能にされる。敵を甚振る喜びに目覚めたバクザンに殺されかけるという絶望的な状況下に置かれたことで、死への恐怖や自分より格上の敵と対峙する恐怖、その恐怖と絶望と無力感から救ってくれるヒーローの存在意義をはじめて理解し、大声で「ヒーロー」に助けを求めた。 その後、スイリューの助けを呼ぶ声に反応して登場したサイタマによってバクザンを倒されたことで命を救われる。恩義を感じたスイリューは、ゴウケツには敵わないので今一人で挑むべきではないと忠告するが、怪人の存在を知ったサイタマは倒しに向かうと言う。サイタマの底抜けの強さを知らなかったスイリューは、サイタマがヒーローとしての使命を果たすために死ぬつもりなのだと誤解し、悔し涙を流す。しかし、爆音が鳴り響いた後にゴウケツの首が会場まで飛ばしたあと何事もなかったかのように戻ってきて、嘘をついて大会に出場したことを内緒にしてくれと言うサイタマの軽いノリに思わず笑ってしまう。ヒーローの真価に気づいたことで、人々の希望となれるようなヒーローを目指すことを決意。サイタマに弟子入りを申し入れるもあっさり断られた。 その後は病院で治療を受け、ニガムシ・リンリン・ザッコスらが怪人のいる現場に向かおうとした際は、今の自分達ではヒーロー達の足を引っ張ってしまうと言って彼らを止め、ヒーローの真価とは勇気と覚悟であるということ、そして自身もそんなヒーローになりたいことを語った。 元々は村田版にのみ登場していたが、原作124話にて逆輸入の形で登場している。ネオヒーローズに所属しており、指揮権を得られる重役「ネオリーダー」の1人に選ばれている。 デビュー戦から、支給されたバトルスーツにより災害レベル鬼の怪人を倒す活躍を見せた。 スイコ スイリューの妹。18歳。「瞑躰拳」の師範であるスイチョーの孫であり弟子。長髪だった兄とは対照的に短髪だが、兄と同様に色黒。ヒーロー協会はスイチョーをS級待遇でスカウトしようとするも既に故人であったため、代わりにスイコが加入を申し出た。 もう1人の弟子である兄より強いと思っており、ヒーローで大活躍して何年も帰っていない兄を驚かせようとしている。 査定の結果、初期ランクはA級からとなった。ヒーローになって初の怪人戦は機神ミラーとであり、最初は凄まじい猛攻を回避する以外何も考えられなくなっていたが、コンビニに放り出されてたまたま見つけた酒を飲み、冥躰拳の真髄である冥躰空龍拳をお見舞いするがまるで通じずに動きが対処され始めた矢先、バタフライDXと鎖ガマが駆けつけ即座に連携をとるも相手にならず悔しさを覚えていたが、ヒーローネーム被害者の会(ほとんどサイタマ)に助けられた。 その後は、助けてもらった感謝も兼ねてサイタマの強さに興味を持つ。直後にスイリューと数年ぶりに再会するが、彼女は再会よりも働いていることに感涙していた。スイリューからネオヒーローズへの移籍を勧められるが「そのダサいスーツ着たくないし」と断った。冥躰廻亀拳 全身を高速回転した勢いによる当身。スイリューの技は高速回転式の連続攻撃なのに対し、こちらは回転力を活かした一撃必殺。 この技で、ヒーロー協会のシミュレーション用のロボットを粉砕した。 バクザン 声 - 山口太郎 「闇地獄殺人術」の使い手。「武道家が拳を交えるのは、スポーツではなく命の奪い合い」という考えの持ち主。過去2回スーパーファイトで優勝しており、過去の試合は全て一方的な蹂躙という凄惨な内容で、対戦相手の中には選手生命を絶たれた者もいるが、本人曰くまだ本気を出していないとのこと。レジェンドと評されるスイリューに興味を持ち、スイリューを殺せば自分が現役最強と考えている。 対戦相手のチャランコ(に変装したサイタマ)には全神経を集中させて防御に徹しろと発言している所から、スイリューとは異なりサイタマの実力には気付いておらず、武術を体験したいと言うサイタマに対し、フルコースと称した処刑の内容を事前に説明するも、その際にサイタマの頭(変装用のカツラ)に触れてしまい、反射的に出た彼の一撃で場外まで吹っ飛ばされ、地面に頭から突き刺さった状態でKO負けする。リング側では、バクザンの対戦相手用にドクターと担架が待機していたが、結果としてバクザンに使われることとなった。 決勝戦でのスイリューの戦いぶりを見て、スイリューの実力が自分よりも上で若くて伸びしろを残していることを実感するも、そんなスイリューが怪人相手に死にかけている現状を見て自身も怪人化することを選択する。怪人化して最強の生物になろうと残りの怪人細胞を全て食べるも、取り込み過ぎた怪人細胞に体がもたず、気絶する。その後絶命したかに思われたが結果的に怪人化に成功し、四本腕とゴウケツに匹敵する体躯を手に入れる。その後最後の力を振り絞ってゴウケツから逃げようとするスイリューを甚振り倒す。 ゴウケツの見立てでは推定災害レベル竜に至ったため、ゴウケツから怪人協会のアジトに誘われる。しかし自分に命令をするゴウケツに苛立ちを覚え攻撃を仕掛けるが、全ての攻撃を軽くいなされ圧倒的な実力差を見せつけられたことで身の丈を思い知らされることとなる。 怪人協会には自分よりも強い怪人が多数存在し、そのトップはゴウケツよりも強いことを知り最強を目指すのをあっさり諦め、同時に元々自分よりも弱い者をいたぶることが大好きだったことに気づき、戦意を喪失したスイリューをさらに痛めつける。ヒーロー時の姿で会場に戻ったサイタマを見て試合で自分を倒した相手であることに気づき、復讐のために必殺技のフルコースを浴びせるも、最期までサイタマには思い出してもらえず一撃で上半身を消し飛ばされて死亡した。 チョゼ 声 - 利根健太朗 「選民血脈格闘術」の使い手。事前アンケートでは、全選手を見下す発言が目立ち、観客らを愚民呼ばわりするなど、選民意識の高さがうかがえる。 初戦ではメンタイにギブアップの暇も与えない勢いで圧勝しKO勝ちするが、レフェリーが止めるのがもう少し遅れていたら危なかったと言われるほどであった。第二戦ではデーブにKO勝ち。こちらはレフェリーが止めに入るのが遅れたようで、デーブは流血が止まらないほどの負傷をした。第三戦でサイタマにKO負け。 第三戦の対戦前に、自分の一族は代々優秀な遺伝子のみを掛け合わせて作られてきて、その中でも自分は過去最高傑作で愚民とは全く異なる新しい種族だと語るも、サイタマに2秒で倒された。 怪人化したロジーを瞬殺するがロジーのパワーアップそのものには興味を持ち、究極の力を求め、ゴウケツが持ってきた怪人細胞を食べて怪人化。怪人化したことでゴウケツにも「まぁまぁ上出来」と言われるほど身体能力も向上した他、怪人化によって元々薄かったモラルが完全に消え去るのを感じた後、力試しにジャクメンを裏拳で場外まで吹っ飛ばす。欠伸しながら自分を殴り飛ばしたサイタマに恨みを持っており、復讐することを考えている。 怪人化チョゼ 災害レベル不明。しかし「鬼」相当の実力はある。ゴウケツの命令でスイリューを殺しにかかり、先に倒されたボルテーン・ハムキチ・ベンパッツら3人とは違い互角に渡り合うが、激闘の末にスイリューに敗北する。スイリューからも「危なかった」と実力を高く評価されていた。 必殺技は「劣等種殲滅弾」。頭にある角にエネルギーを貯め放つ技で、スイリューに相手に使用するが受け止められ上空に蹴り上げられてしまった。威力は雲に巨大な風穴できるほど強力である、しかし角を破壊されると使用不可になるようだ。 ザッコス 声 - 竹田海渡 長髪の男性で、「猪突猛真拳(ちょとつもうしんけん)」の使い手。諦めを知らない姿に魅了され支持するファンが増えてきているとのこと。 初戦でチャランコに変装したサイタマにKO負け。恋人にプロポーズする予定だったが、会場に来てくれなかったらしい。 過去に出場した試合は全て初戦敗退で、今大会でも逆シードにされるなど前評判はイマイチで、しかもサイタマにビンタで秒殺されたことで実況から弱すぎると酷評されていた。しかしスイリューから動きは悪くなかったと評されているため、それなりの実力はあるようである。 その後、現れた怪人によって病院に送られる。しかし、他のヒーロー達が怪人と戦っていると聞いて、格闘家の意地も兼ねて、ニガムシ、リンリンらと現場に向かおうとするが、スイリューに止められる。 リンリン 声 - 紡木吏佐 鈴をつけたチャイナ服の少女で、寡黙だが戦いを好む「掌鈴拳(しょうりんけん)」の使い手。 女子格闘界では戦う相手がいないと嘆いているとのことだが、スーパーファイトでは弱小扱いで逆シードにされていた。初戦でマックスにKO負け。 その後、ゴウケツらがスーパーファイトの会場にやってきて怪人細胞を食べることを強要された際は食べなかったものの、他の怪人細胞を食べなかった選手らと共に三羽ガラスによって倒され病院に送られることとなった。その時の経験から怪人に対して恐怖心ができたようで、ザッコスが病室で怪人に関する話をした際は怯えていた。 しかし、その後、他のヒーロー達が怪人と戦っていると聞いて、格闘家の意地も兼ねて、ニガムシ、ザッコスらと現場に向かおうとするが、スイリューに止められる。因みにこの際、斬馬刀、釵、方天画戟などの武器を病院内でなぜか用意していた。 ベンパッツ 声 - 相馬康一 弁髪頭が特徴で、「酷道流」の使い手。村田版の番外編『海老』では、市内各地の道場を潰してきた道場破り集団の一人で、バングの道場へ道場破りに訪れた際、偶然鍋を食べに来ていたサイタマとジェノスに同志たちを倒され唖然とし、バングの威圧で撤退する。初戦でスネックにKO負け。 怪人が現れたことで真っ先に逃げ出すも、ゴウケツに倒され試合会場に連れ戻される。怪人細胞を食べなければ殺すとの脅しに屈して、怪人細胞を食べて怪人化してしまう。 災害レベル不明。ゴウケツの命令でスイリューを殺しにかかるも、あっさりと倒される。 ボルテーン 声 - 村上裕哉 「雷々拳(らいらいけん)」の使い手。幼少期の落雷事故により、超帯電体質となった。初戦でバズズ、第二戦でガトリンにKO勝ち。第三戦でスイリューにKO負け。 スイリューとの対戦で埋められないほどの差を感じたのもあり、その差を埋める良い機会だと考えゴウケツが持ってきた怪人細胞を食べて怪人化してしまう。怪人化したことにより、超帯電体質がさらに尋常でないものとなった。 災害レベル不明。ゴウケツの命令でスイリューを殺しにかかるも、先に倒されたベンパッツを振りまわされて直接触れずに攻撃され、あっさりと倒される。 ハムキチ 声 - 拝真之介 「ひまわり道場の優しい護身術」の使い手。人の良さそうな笑顔と筋肉隆々の肉体が特徴。初戦でガトリンにKO負けしたが、彼に大ダメージを与えるなど、実況からも護身術の強さを評価されていた。 実は以前から儲けの少ない護身術教室には飽き飽きしており、自由な怪人になって欲望のまま生きていこうとゴウケツが持ってきた怪人細胞を食べて怪人化してしまう。怪人化した際の様子から、理性を失ったようである。 災害レベル不明。ゴウケツの命令でスイリューを殺しにかかるも、あっさりと倒される。 ロジー 声 - 今井文也 「心理分析格闘術」の使い手。災害レベル不明。相手の心理を分析して誘導し、試合を有利に運び勝利するとのことだったが、初戦で試合開始と同時にデーブにボディプレスをかけられ、心理分析する間もないままKO負けした。 ゴウケツの持ってきた怪人細胞を真っ先に食べて怪人化し、初戦で自分を圧し潰したデーブを遠くまで投げ飛ばすも、チョゼに首をねじ曲げられて倒される。 バズズ 「バズズ流爆拳」の使い手。一撃の破壊力にとことんこだわり、決着はいつも90秒以内で決まるという。初戦でボルテーンにKO負け。 デーブ 「巨漢流圧殺法」の使い手。体格に見合わない高い跳躍力を有し、ボディプレスで何人も病院送りにしてきたとのこと。初戦でロジーにKO勝ち。第二戦でチョゼにKO負け。 怪人化したロジーに、試合で圧し潰されたことへの恨みで遠くまで投げ飛ばされる。 ガトリン 声 - 山口崇浩 「数撃当流術」の使い手。初戦でハムキチにKO勝ちしたものの、次の試合に影響するほどの大ダメージを受ける。第二戦でボルテーンにKO負け。 メンタイ 声 - 若山晃久 「香辛拳」の使い手。刺激の強い香辛料を練り込んだ拳で露骨に相手の目を狙うという、普通なら反則と判断されそうな戦法を使うが、スーパーファイトでは問題無いとのこと。初戦でチョゼにKO負け。 ジャクメン 声 - 藤井隼 「ギガプロレス」のプロレスラー。本人曰く、興行の宣伝目的で参加したという。見た目とは裏腹にメンタルが弱く、「試合が終われば皆友達」というのが理想とのこと。 初戦ではニガムシに絞め技をかけられタップアウトで敗北するも、試合後は互いを讃え合い、実況からも美しいスポーツマンシップと評価された。怪人化したチョゼに、力試しで裏拳で場外まで吹っ飛ばされる。
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