すいそ‐かいしつ【水素改質】
読み方:すいそかいしつ
水蒸気改質
(水素改質 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 08:37 UTC 版)
水蒸気改質(すいじょうきかいしつ、steam reforming)は炭化水素や石炭から水蒸気を用いて水素を製造する方法である。水蒸気変成(すいじょうきへんせい、steam reforming)、水素改質(すいそかいしつ、hydrogen reforming)、接触酸化(せっしょくさんか、catalytic oxidation)とも呼ばれ、工業的には主要な水素製造法である。小規模な水蒸気改質装置は現在、水素を燃料電池へ供給する手段として実用化された(例:エネファーム)ほか、大規模なものではトリプルコンバインド発電といった次世代火力発電へ向けた研究も進んでいる。
- ^ George W. Crabtree, Mildred S. Dresselhaus, and Michelle V. Buchanan, The Hydrogen Economy, Physics Today, December, 2004 [1]
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- 1 水蒸気改質とは
- 2 水蒸気改質の概要
- 3 化学反応
- 4 関連項目
水素改質と同じ種類の言葉
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