活性汚泥法とは? わかりやすく解説

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かっせいおでい‐ほう〔クワツセイヲデイハフ〕【活性汚泥法】


活性汚泥法 (かっせいおでいほう)

 好気性微生物利用して有機物分解する最も代表的な排水処理法。汚水長時間空気吹き込んで、そのばっ気停止し静置すると、凝集した褐色泥状物が沈降する。この褐色泥状物は汚水中の有機物窒素・燐などを栄養源として発生した好気性の細菌類原生動物などで、ちょうどに泥を溶かしたように見えることから、活きている泥-活性汚泥という。この汚泥人為的に汚水加えばっ気沈殿連続化した処理法を活性汚泥法という。長い歴史をもち、改良進んでいることおよび汚水中の有機物除去率が高いことなどにより都市下水生活排水有機工場排水の処理に広く利用されている。

活性汚泥法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/02 00:27 UTC 版)

活性汚泥」の記事における「活性汚泥法」の解説

活性汚泥用いた排水処理一般に活性汚泥法と称する微生物酸素与える(方式によっては、一時的にあえて与えない手法と、活性汚泥混合しその後分離する工程形態により分類されている。酸素与えるための水槽曝気槽、又は好気呼び方式あるいは製造者により多様である。 鉄筋コンクリート鋼板製の水槽曝気槽中に活性汚泥入れ送風機空気送り込む(底から気泡が出る、観賞魚用の水槽似ている)。ここへ汚水少しずつ流入させれば汚水含まれる汚濁物質微生物の餌となる。流入した汚水と同じ量だけ、活性汚泥を含むあふれ出るので、別の水槽流れ込ませる。これを沈殿槽沈殿池呼び活性汚泥比重よりやや重いため、底へ沈んでたまる。これをポンプなどで曝気槽返す返送汚泥)。これらを連続して行えるように設計された、一連の設備用いる。 標準活性汚泥法 増殖速度大き時期微生物主体となる。 長時間エアレーション法 活性汚泥中の食物連鎖長くなり、内生呼吸占め割合大きい。 オキシデーションディッチ(OD)法 無酸素転により、窒素代謝する細菌増えやすい。 ステップエアレーション法 脱窒素を行う場合は、硝化脱窒を行う細菌種が中心となる

※この「活性汚泥法」の解説は、「活性汚泥」の解説の一部です。
「活性汚泥法」を含む「活性汚泥」の記事については、「活性汚泥」の概要を参照ください。

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