炎上
えん‐じょう〔‐ジヤウ〕【炎上】
読み方:えんじょう
[名](スル)
1 《古くは「えんしょう」》火が燃え上がること。特に、大きな建造物が火事で焼けること。「タンカーが—する」
2 (比喩的に)野球で、投手が打たれて大量に点を取られること。「救援投手—5失点」
3 (比喩的に)インターネット上のブログなどでの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届くこと。また、非難が集中してそのサイトが閉鎖に追い込まれること。祭り。フレーム。フレーミング。
えんじょう〔エンジヤウ〕【炎上】
炎上
別名:炎上騒ぎ,炎上騒動,ネット炎上
【英】flaming
炎上とは、IT用語としては、企業や著名人の言動が一般ユーザーの反感を買い、ウェブ上で集中的に批判や悪評が飛び交う騒ぎを指す語である。問い合わせ窓口や公式Twitterアカウントに非難の声が殺到したり、悪評・風評が吹聴されたりして、騒動がさらなる騒動を呼ぶ形でウェブ上の話題を席巻する。
炎上が発生した場合、当事者の対応が迅速かつ適切であれば、早々に鎮火できる場合もある。対応を誤るとさらなる不興を買って騒ぎの規模や悪評が拡大発展することも多々ある。炎上への対応が火に油を注ぐ結果となってさらに炎上する状況は「二次炎上」と呼ばれることが多い。
炎上は、良かれ悪しかれウェブ上で大いに人の耳目を集める現象である。知名度を上げる目的で自発的に炎上を起こそうと画策する者もいる。注目を集めるために自分で火種をまくような振る舞いは「炎上マーケティング」と呼ばれている。
炎上
炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 06:30 UTC 版)
「ウィンズケール原子炉火災事故」の記事における「炎上」の解説
運転員達は遠隔監視装置で原子炉を調べようと試みたが、それは障害により動かなかった。所長のトム・ヒューズは、独自の判断で原子炉を調べようと提案し、彼と他の運転員は防護服に身を包んで、原子炉の燃料供給面側に向かった。高温を記録している熱電対の近くの燃料チャンネル検査用のプラグが何らかのミスで取り外されていたと分かったのは、運転員達が赤熱した燃料を見た時だった。 「検査用のプラグのひとつが取り外されていたんだ」とトム・ヒューズは後のインタビューで語った。「そして我々はチャンネル4本分の燃料棒が赤熱して明るく光りだしている本当に恐ろしい光景を見た。」 原子炉が火災を起こしていることに疑いの余地はなく、そして約48時間が経過していた。副所長のトム・トゥーイは完全装備の放射線防護服と呼吸用のボンベを身につけ、原子炉後部の燃料取出側を調べるために高さ80フィートの原子炉建屋の屋上に階段で登り、原子炉の蓋の上に立った。ここでトゥーイは点検用のハッチから、鈍く赤い光が、原子炉の背面と炉心シュラウドの間の空間を照らしているのを見たと報告した。 赤熱した燃料カートリッジは、燃料取出側の燃料チャンネルの中で強い光を放っていた。トゥーイは事故の間中、燃料取出側からの荒れ狂う猛火が届く炉心シュラウド上部の鉄筋コンクリート製の建屋の上に何度も戻り、そこで指揮を執った。コンクリートは600℃を超えると崩壊する恐れがあったが、トゥーイは危険を冒して職務を遂行した。
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炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 06:11 UTC 版)
kotakuは2021年10月にyuzuを使えばメトロイドドレッドを実機を超えた4Kでプレイすることができ、実機を超えるゲーム体験ができると報じ、海賊版を奨励する内容として大炎上した。これによってNintendo Switchに商用ROMが実行できるエミュレータが存在していることを多くの人が知り、大きな問題になった。
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炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 04:12 UTC 版)
炎上とは掲示板上で起こる論争や喧嘩のこと。英語の flame (炎という意味)に由来し、かつてはフレームと呼ばれていた。パソコン通信初期の時代から存在する。掲示板では、対面しての論争とは違い、相手の話を遮ることができない。そのため一方的な内容になりやすい。また懸命に書いたところで、言葉の意味合いを上手く伝えられるほど文章を上手に書ける人はそう居るわけではなく、細かい揚げ足取りに終始して互いが感情的になり、結局は収拾がつかなくなることが多い。原因のほとんどは、要望・苦情のような議論を直接関係のない第三者に提起して無理に同意を求めようとすることと、地域性・立場・趣味などの価値観の違いを考慮しない文章を書くこと、にある。 以下に挙げる用語は、匿名掲示板によく見られるものである。
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炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 07:06 UTC 版)
「Fate/EXTELLA」の記事における「炎上」の解説
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炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 06:12 UTC 版)
1人の投手が大量失点すること。またそのイニング(攻撃側から見ればビッグイニングとなる)
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炎上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:45 UTC 版)
「第十雄洋丸」の衝突箇所には穴が開き、漏れ出た積荷のナフサが衝突時に生じた火花で引火して爆発、衝突箇所からは炎が噴き出して「第十雄洋丸」の右舷船首に食い込んだままの「パシフィック・アレス」を巻き込む大火災に発展、さらに周辺海域へ流れ出したナフサが海面で炎上したため、辺り一面が火の海と化した。 海上保安庁は巡視船を動員して、事故に気づいて戻ってきた「第十雄洋丸」の水先艇の「おりおん1号」とともに救助活動を開始した他、消火活動を行うために自前の消防船「ひりゆう」及び「しようりゆう」を出動させ、海上消防委員会並びに沿岸の東京消防庁、横浜市消防局及び川崎市消防局にも応援出動を依頼し、海上消防委員会からは所属する消防船「おおたき」が派遣された他、東京消防庁、横浜市消防局及び川崎市消防局も所属する消防艇を派遣した。 こうして消火が開始されたものの、「第十雄洋丸」は当時日本最大のLPG・石油混載タンカーで、合計57,000トンに及ぶ多量の可燃物を積んでいたため消火は困難を極め、16時40分頃には「第十雄洋丸」が積荷の可燃物に引火して大爆発を起こした。この間にも「第十雄洋丸」は「パシフィック・アレス」とともに衝突時の形態を保ったまま、現場から南西方向に漂流を続けていたため、衝突した両船を引き離すことが急がれ、19時頃に火勢が衰えたのを見計らって接近したタグボートが「パシフィック・アレス」に曳索を掛けて引き離し、現場から10 kmほど離れた場所まで曳航した。 この時に至っても一方の「第十雄洋丸」は炎上し、横須賀市方向へ向けて漂流を続けていたため、海上保安庁は「第十雄洋丸」を安全な場所へ座礁させることにしたが、当時の海上保安庁に大型船舶を曳航できる機材はなく、深田サルベージ建設に曳航を依頼した。深田サルベージ及び現場のタグボートは、消防艇の放水支援の下、民間タグボートの船長が放水支援を受けながら船体後部に接近、直接船体を手で触って温度確認を実施した後、進入可能として船員3名が船尾のパイロットラダーより乗船、船尾作業甲板に曳索を取り付けて曳航を開始し、千葉県富津沖の浅瀬に座礁させた。なお曳航開始地点は横須賀市の防波堤から1.8 kmの位置であり、曳航に失敗した場合、横須賀市が焦土化する恐れもあった。 翌11月10日以降、衝突した双方の船について捜索が開始され、鎮火したものの脱出者が確認されなかった「パシフィック・アレス」からは28名の犠牲者及び1名の生存者が発見された一方、火勢の衰えた「第十雄洋丸」においても5名の犠牲者が発見され、捜索は11月19日まで行われた。 その後、地元の漁業関係者から抗議を受けた海上保安庁は「第十雄洋丸」を東京湾外に移動させることを決定、曳索の取り付けられた「第十雄洋丸」はタグボートによって引き出され、湾外へ曳航されていったものの、黒潮から外れた予定の地点に達する前に残っていた積荷のナフサが爆発炎上したことから黒潮上で曳索を切り離したため、「第十雄洋丸」は黒潮に乗って炎上しながら漂流を始めた。
※この「炎上」の解説は、「第十雄洋丸事件」の解説の一部です。
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炎上
「炎上」の例文・使い方・用例・文例
- 炎上中のビルから脱出する
- 炎上する
- 車は突然激しく炎上した
- ブログが炎上する
- 彼は幸運にも炎上しているビルから救出された。
- 突然、納屋が爆発炎上した。
- 船が炎上した。
- 家は炎上していた。
- 30階建の超高層ビルが突然爆発炎上した。
- その家は炎上した.
- 我々が着いたときにはホテルは炎上していた.
- 稲妻で炎上した(または燃え立った)森林
- 苫小牧(とまこまい)にある出(いで)光(みつ)興産の石油タンクが炎上した。
- その飛行機のエンジンの1つが炎上したのだ。
- 2台が炎上し,合計9人が死亡した。
- そのボーイング777型機は滑走路の近くで急に炎上した。
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