熱中症予防
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 14:54 UTC 版)
日常生活に関する指針WBGT警戒レベル注意事項≧ 31.0°C 危険 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 28.0 - 30.9°C 厳重警戒 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 25.0 - 27.9°C 警戒 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 ≦ 24.9°C 注意 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 運動に関する指針WBGT気温(参考)警戒レベル熱中症予防運動指針≧ 31.0°C ≧ 35.0°C 運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。特に子供の場合は中止すべき。 28.0 - 30.9°C 31 - 35°C 厳重警戒(激しい運動は中止) 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。運動する場合には、頻繁に休息をとり水分・塩分の補給を行う。体力の低い人、暑さになれていない人は運動中止。 25.0 - 27.9°C 28 - 31°C 警戒(積極的に休息) 熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。 21.0 - 24.9°C 24 - 28°C 注意(積極的に水分補給) 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 ≦ 20.9°C <24°C ほぼ安全(適宜水分補給) 通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要である。市民マラソンなどではこの条件でも熱中症が発生するので注意。 WBGTが28°Cを超えると熱中症患者発生率が急増する。アメリカスポーツ医学会はWBGTが28°C以上の時は10マイル以上の長距離走を禁止する指針を1975年に発表した。 ウェザーニューズも基本的に同じ基準に従っているが、熱中症警戒アラートの基準である33°C以上を「非常に危険」と称している。
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