生活の党
「日本未来の党」を母体として2012年12月27日に結成された政党。党代表ははじめ森裕子が就任し、2013年1月に小沢一郎が新代表に就任する見通しと発表された。
日本未来の党は、衆議院議員選挙を目前に控えた2012年11月28日に結党された。現職の滋賀県知事である嘉田由紀子が代表を務め、「卒原発」や反TPPなどの方針を打ち出していった。同日のうちに、小沢一郎を党首とする「国民の生活が第一」、亀井静香などが参画する「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」が合流し、第三極勢力の一つとして注目された。既存政党からは、そのドタバタした動向を「野合」「選挙互助会」として批判する声も上がった。
2012年12月27日、日本未来の党から嘉田由紀子および阿部知子・元社民党所属議員が離党すると共に、党名を「生活の党」へ変更する旨の届出が提出された。嘉田由紀子・阿部知子の両名は新たに「日本未来の党」を結党する意向を表明したが、これまでの「日本未来の党」の基盤は丸ごと「生活の党」が継ぐ格好になっており、新聞各社などは嘉田由紀子が党を追われたと評している。
衆議院議員選挙において日本未来の党は有効投票数の2パーセント以上を確保し、政党交付金の給付条件を満たしたため、政党助成法に基づき政党交付金が給付される。給付金は生活の党が受けることになる。離党した嘉田由紀子による新設「日本未来の党」は給付条件(政党要件)を満たしていない。
せいかつ‐の‐とう〔セイクワツ‐タウ〕【生活の党】
自由党 (日本 2016-2019)
(生活の党 から転送)
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自由党(じゆうとう、英語: Liberal Party)は、かつて存在した日本の政党。略称は自由。新聞やメディアでは自由民主党と混同しないよう由と記される場合もある。前身は、「日本未来の党」→「生活の党」→「生活の党と山本太郎となかまたち」。そのうち後者2つもこの記事で取り扱う。
注釈
出典
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- 1 自由党 (日本 2016-2019)とは
- 2 自由党 (日本 2016-2019)の概要
- 3 役職
- 4 党勢
- 5 脚注
生活の党
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 16:28 UTC 版)
「日本のTPP交渉及び諸議論」の記事における「生活の党」の解説
生活の党は、日本のTPP参加に反対している。理由として、単なる自由貿易協定ではなく、日本の仕組みを大きく変えることになる協定であるからと主張している。しかし、小沢一郎代表は基本的に自由貿易推進の立場であり最低でもFTA推進。
※この「生活の党」の解説は、「日本のTPP交渉及び諸議論」の解説の一部です。
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