百八珠の数珠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:15 UTC 版)
冥王ハーデス編において、シャカの手に握られ登場する。冥闘士の死のたび珠が一つ一つ黒く変色し、百八の珠全てが黒くなることは冥闘士の全滅を意味する。シャカはこの数珠を「神仏が作ったもの」と語っているが、『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』で、243年前の前聖戦において先代の乙女座の聖闘士「アスミタ」が不死である冥闘士に対抗するため、冥界で唯一生きながらえるという大樹「木欒子」の実を繋ぎ、己の命と引き替えに小宇宙を注ぎ込んで完成させたものであったことが判明する。木欒子の実は冥闘士の纏う冥衣とは対を成す物質で構成されているため彼等の魂を封じ、その肉体に死を与えることが可能であり、前聖戦でのアテナ軍の勝利に無くてはならなかったものである。シャカの死後はムウが数珠を受け継いでいたが、冥界の嘆きの壁において黄金聖闘士12人が結集した時にシャカに返還される。嘆きの壁が消滅後に合流した一輝がパンドラの死後に全て色が変わった百八つの数珠を手向けている。
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