示準化石とは? わかりやすく解説

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しじゅん‐かせき〔‐クワセキ〕【示準化石】

読み方:しじゅんかせき

地層対比地質時代決定に役立つ化石生存期間短く地理的に分布範囲が広いものが用いられる古生代フズリナ中生代アンモナイトなど。標準化石


示準化石

読み方しじゅんかせき
【英】: index fossil

地層対比時代決定に役立つと考えられる化石であり、標準化石とも呼ばれる地理的に広い地域に、なるべく短い年代に入る地層限って豊富に産出し、かつ明らかな特徴有しており、だれでも見誤ることのない化石が示準化石として有効である。古生代三葉虫紡錘虫中生代アンモナイト古第三紀大型有孔虫などが代表的なものである。

示準化石

同義/類義語:示相化石
英訳・(英)同義/類義語:index fossil, facies fossil

アンモナイトフズリナなど、地質年代特定するための基準となる化石

示準化石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 02:06 UTC 版)

示準化石(しじゅんかせき、英語: index fossil)とは、その化石の含まれる地層堆積した地質時代を示す化石である。標準化石とも言われる。(地層の堆積した時代の推定に役立つ化石のこと)


  1. ^ シャミセンガイ古生代から現在まで、その姿がほとんど変わっていないため用いられない。
  1. ^ ガブリエル・ゴオー 著、菅谷暁 訳『地質学の歴史』みすず書房、1997年(原著1987年)、196頁。ISBN 4-622-03958-3 
  2. ^ Smith, William, Strata Identified by Organized Fossils, Containing Prints on Colored Paper of the Most Characteristic Specimens in Each Stratum (London, W. Ardin, 1816).
  3. ^ 『ニューステージ 新地学図表』浜島書店、2013年11月5日、142-143頁。ISBN 978-4-8343-4015-0 
  4. ^ 在田一則、竹下徹、見延庄士郎、渡部重十『地球惑星科学入門 第2版』北海道大学出版会、2015年3月10日、131-132,187頁。ISBN 978-4-8329-8219-2 
  5. ^ 池谷仙之・北里洋著『地球生物学 ー地球と生命の進化ー』)東京大学出版会 2004年 68ページ


「示準化石」の続きの解説一覧

示準化石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/02/19 08:48 UTC 版)

モノチス」の記事における「示準化石」の解説

広く大量に産出するため、三畳紀後期の示準化石としてよく利用される

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示準化石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 00:08 UTC 版)

化石」の記事における「示準化石」の解説

詳細は「示準化石」を参照 放射性同位体による年代推定法が確立するまでは、地層のできた時代を知る手がかりは、化石のみであったそのなかでも、特定の地質時代限り生息していた特定の種の化石は示準化石と呼ばれそれぞれの地層年代決定用いられる。これは、イギリスウィリアム・スミス研究により確立され方法である。示準化石として好ましい条件には、以下のようなものがある。 進化速かった、すぐに絶滅した、などの原因で、生息していた期間が短い。 広い範囲渡って分布している。 数多く産出する当時生息数が多い)。 示準化石の例としては三葉虫古生代)、フデイシ古生代)、アンモナイト中生代)、ビカリア新生代)などがある。

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