私家集
私家集(色紙)
主名称: | 私家集(色紙) |
指定番号: | 2402 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1983.06.06(昭和58.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 自正応五年至永仁四年藤原資経書写 |
員数: | 39帖 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代後期、正応五年(一二九二)から永仁四年(一二九六)にかけて藤原資経(生没年不詳)が書写した私家集のまとまった遺品で、三十八歌人分、三十九帖(如願法師集は上下二帖ある)を存している。各帖とも料紙には、布目地の漉き目のある白・赤・薄赤・黄・薄黄・薄藍・朽葉【くちば】・鈍色【にびいろ】などを用い、うち特に「重之集」の一帖には金銀泥著色の葦手絵の下絵があって絵画史上にも注目される。 各帖とも本文は流布本との異同が少なくなく、私家集研究史上に貴重であり、中でも藤原道長の「法成寺入道御集」は流布本と異なり九〇首を存しており注目される。 |
私家集〈(唐紙)/素性、兼輔、宗干、遍照、高光、小町〉
主名称: | 私家集〈(唐紙)/素性、兼輔、宗干、遍照、高光、小町〉 |
指定番号: | 2403 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1983.06.06(昭和58.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | |
員数: | 6帖 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 冷泉家に伝来した私家集のうち、具引の唐草模様の唐紙に書写された綴葉装桝型本の六帖である。本文の筆跡は二者に分れるが、体裁は六帖とも、唐紙表紙の左端に竹の八双を付すなど共通しており、まとまって書写されたものと認められる。書風からみて、いずれも鎌倉時代中期の写本とみられるが、筆致には古態を残す部分もあり、体裁も料紙に唐紙を用い、表紙に竹の八双を備えるなど、平安時代の装飾本を模したとみられる点が多く、私家集書写に際して復古的姿勢のあったことがうかがわれて注目される。 |
私家集(承空本)
主名称: | 私家集(承空本) |
指定番号: | 2428 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1987.06.06(昭和62.06.06) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 書跡・典籍 |
ト書: | 自永仁二年至嘉元六年書写奥書 |
員数: | 43冊 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 鎌倉時代、永仁二年(一二九四)から嘉元元年(一三〇三)にかけて、浄土宗西山派の僧玄観房承空(宇都宮泰綱の子)が書写した私家集のまとまった遺品である。現存するのは私撰集一種、歌合二種を含む四十一種、四十三冊で、その書名は次のとおりである。 赤人集、家持卿集、小野篁集、小野小町集、業平朝臣集、敏行朝臣集、躬恒集、忠岑集、是則集、伊勢集、貫之集上・中・下、増基法師集、清正集、大中臣頼基集、安法法師集、山田集、藤原元真集、義孝朝臣集、為信集、御形宣旨集、元輔集、鴨女集、朝国集(時明朝臣集)、実方朝臣集、清少納言集、重之女集、道命闍梨集、大中臣輔親集、帥大納言母集、家経朝臣集、範永朝臣集、藤三位集、京極大殿御集、顕綱朝臣集、行尊大僧正集、基俊朝臣集、信生法師集、城美の前司(安達長景)集、言葉集下、奈良花林院歌合、文治二年十月廿二日歌合 各冊の体裁は、袋綴装、綴葉装など不統一だが、多くは袋綴装横長本で、いずれも料紙共紙の原表紙の中央に外題を記し、左下に承空の花押を書いている。料紙は楮紙で、袋綴装のものは文書の紙背を利用して書写している。本文はすべて片仮名書きで、一部に承空以外の者の助筆も含み、書写奥書が二十三冊にあって永仁二年から嘉元元年に至る十年間に書写されたものであることが知られる。 承空本は、その一部が江戸時代の転写本によってその存在が知られていたが、冷泉家本中の『言葉集』(惟宗広言の私撰集)は下巻のみだが他に伝本の知られないもので、『京極大殿御集』も他には古筆切によって一部が伝わるのみである。また江戸時代の転写本の誤りを正すものも少なくなく、国文学史研究上に貴重な遺品である。なお、紙背文書の中には永仁五年の年紀をもつ連歌懐紙があり、鎌倉時代の連歌懐紙の遺品として注目される。 |
家集
私家集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 06:20 UTC 版)
伝存しない。
※この「私家集」の解説は、「藻璧門院少将」の解説の一部です。
「私家集」を含む「藻璧門院少将」の記事については、「藻璧門院少将」の概要を参照ください。
私家集と同じ種類の言葉
- 私家集のページへのリンク