秋田戦争とは? わかりやすく解説

秋田戦争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 17:12 UTC 版)

秋田戦争(あきたせんそう)は、戊辰戦争時、奥羽越列藩同盟を離脱して新政府軍に参加した久保田藩(秋田藩)などが、薩摩藩(現在の鹿児島県)・長州藩(現在の山口県)・肥前藩(現在の佐賀県)などと共に、庄内藩盛岡藩を中心とする列藩同盟軍を相手に繰り広げた一連の戦いの総称である。秋田庄内戊辰戦争ともいう。


  1. ^ 林正崇「角館城下町の歴史」ISBN 978-4-89544-633-4、無明舎出版、1982年12月、pp.169-170。原出典は「秋田沿革史大成 下」p.225。
  2. ^ 広報あきた 2018年11月16日号”. 秋田市役所. 2021年6月1日閲覧。
  3. ^ 当初案では70万両だったが、のちに減額。
  4. ^ “葉隠武士の本望、秋田で佐賀藩士を慰霊 交流今も続く”. 朝日新聞デジタル. (2020年10月19日). https://www.asahi.com/articles/ASNBL6R64NBLULUC003.html 


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戊辰戦争」の記事における「秋田戦争」の解説

詳細は「秋田戦争」を参照 久保田藩新政府への接近に気づいた仙台藩は、久保田藩使者7名を派遣した。しかし九条総督軟禁時に仙台藩世良修蔵殺害されていた大山綱良桂太郎らの説得もあり、久保田藩尊皇攘夷派7月4日仙台藩使者盛岡藩随員全員殺害した。こうして久保田藩奥羽越列藩同盟離脱し東北地方における新政府軍拠点となった久保田藩続いて新庄藩本荘藩亀田藩矢島藩新政府軍恭順した。この状況に対して南方へ兵を向けようとしていた庄内藩一部部隊北方派遣し7月14日新庄藩戸沢氏居城新庄城攻め落とした。さらに、庄内藩仙台藩軍勢連戦連勝に近い状態で、久保田領・矢島領・本荘領を制圧していった総督府に自領を放棄され亀田藩は、庄内藩和議結んで再度列藩同盟軍に参加したまた、盛岡藩列藩同盟新政府側のどちらの陣営属すかで長く議論が定まらなかったが、家老楢山佐渡帰国すると列同盟与することを決定した8月9日盛岡藩久保田藩攻め込み大館城攻略した。 しかし、佐賀藩中心とする援軍到着により久保田軍は勢い盛り返し9月7日には盛岡軍を藩境まで押し戻した庄内藩も、9月12日上山藩降伏したことで南方の不安が増したため、17日退却し以後は自領防衛徹した9月22日会津藩降伏して東北戦争勝敗がほぼ決すると、同日盛岡藩降伏した24日最後まで領内新政府軍侵入を許さなかった庄内藩も、亀田藩とともに降伏した

※この「秋田戦争」の解説は、「戊辰戦争」の解説の一部です。
「秋田戦争」を含む「戊辰戦争」の記事については、「戊辰戦争」の概要を参照ください。

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