科学技術分野
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科学技術分野では、もちろん国土の形状を明らかにしたり、cm単位で地球の動きを知り地震予知に役立てるなどの、いわばGPS本来の用途のほかに、トラッキングや時刻の高精度同期などにも利用されている。 大型の渡り鳥にGPS発信機を装着して、その渡りの過程を追跡することに利用されている。山階鳥類研究所は絶滅が危惧されているアホウドリの繁殖活動を行っており、その一環として伊豆諸島の鳥島で生まれたアホウドリを聟島へ移住させて繁殖地の拡大を図っているが、そのうちの7羽にGPS発信機を装着してその後の足取りを追跡した。その中の1羽がカムチャッカ半島、アリューシャン列島、アラスカ湾、カナダ西海岸を経由してアメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ沖に辿り着いていることが人工衛星による追跡で判明し、現地での写真撮影によりその個体が確認された。アホウドリの2万km以上におよぶ渡りの経路の詳細がGPSの技術により明らかになった。また、同じく追跡が困難な海洋生物にも装着して研究に役立てている。 このほか、位置が既知の基地局で高精度にGPS測位を行い、その誤差情報からGPS電波伝播経路の大気の状態を知るGPS気象学なども実用化を目指して研究されている。
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科学技術分野
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 13:48 UTC 版)
テングサから作られる寒天培地は、基本的な培地として微生物や細胞の培養に用いられる バイオエタノールの安価でかつ、他の食料としても使用される原料と競合しにくい安定した供給源としても有望視されている。東京水産振興会などが大規模なバイオエタノール採取用の海藻類養殖を計画している。 化石燃料に変わる燃料として研究されている微細藻燃料 一部の海藻はヨウ素を体内に蓄積する性質があり、かつて、ヨウ素は海藻の燃焼灰から抽出していた。現在は地下の化石海水からより安価に採取されているが、化石海水に含まれるヨウ素も海藻が起源との説もある。 水槽用のろ過装置(en:Algae scrubber)
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