第4場(第2幕)
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「エジプトの十字軍」の記事における「第4場(第2幕)」の解説
ダミエッタの大きな広場 アルマンドは広場に引き立てられてくる。アルマンドは、もう二度と会えなくなる愛妻のことを思って「生まれ変わる日」(Il dì rinascerà)を歌う。フェリチアと騎士たちはオスミーノと宮廷の高官たちに連行されてくる。宮廷の高官たちは、騎士たちにアラディーノの暗殺に加担するなら解放してやろうと約束する。宮廷の高官たちは、「極秘の話を聞け」(Udite or alto arcano)を合唱し、騎士たちを武装させる。アドリアーノはこの武器でスルタンを倒すことができると言う。アラディーノがパルミーデを連れて姿を現すと、オスミーノに騎士たちを殺害するよう命じる。オスミーノはアラディーノに向かって走り寄り、スルタンが最初に死ぬのだと宣言するが、アルマンドは剣を引き抜いてアラディーノを守り、騎士たちに裏切られたスルタンを守るよう命じる。アドリアーノはアルマンドに倣って真の勇気を奮い立たせるよう騎士たちに呼びかける。反逆者のオスミーノと高官たちは騎士たちに捕らえられ、アルマンドは自分の剣を手放してアラディーノの足元に置く。フェリチアとパルミーデはスルタンに慈悲を乞う。アラディーノはアルマンドを許し、アルマンドとパルミーデを抱擁して祝福する。アルマンドはパルミーデにプロヴァンスへ私と一緒に行こうと言って、騎士たちと船に乗り込むのだった。
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第4場(終幕)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 09:01 UTC 版)
再び市場の場面、行き交う人々。オーケストラは巨大なアコーディオンと化し、色とりどりの舞曲を導き出す。中でも最も有名なのは、ロシア民謡「ピーテル街道に沿って (Вдоль по Питерской)」に基づく最初の舞曲、《乳母たちの舞曲》である。そして熊と熊使い、遊び人の商人とジプシー娘たち、馭者と馬丁たち、そして仮装した人々が交互に現われる。 お祭り騒ぎが頂点に達し(かなり時間が経ってから)、人形劇場から叫び声が上がる。突然ペトルーシュカが、刃物を手にしたムーア人に追い立てられて、舞台を走りぬける。ムーア人がペトルーシュカに追いついて斬殺すると、人だかりが凍りつく(ここでムーア人は、人の心の苦しみに無常で冷淡な世間の暗喩となる)。 市場の警官は老魔術師を尋問し、ペトルーシュカの遺体のおがくずを振って取り出し、ペトルーシュカがただのパペットであるとみんなを納得させ、平静を取り戻してはどうかともちかける。 夜の帳が降りて群集も掻き消え、魔術師はぐにゃぐにゃしたペトルーシュカのむくろを担ぎながら去ろうとすると、ペトルーシュカの死霊が人形劇場の屋根の上に現われ、ペトルーシュカの雄叫びは、いまや怒りに満ちた抗議となる。ただ独り取り残された老魔術師は、ペトルーシュカの亡霊を目の当たりにして、恐れをなす。魔術師は慌てて逃げ出し、わが身の不安を感じて怯えた表情を浮かべる。場内は静まり返り、聴衆に謎を残したまま閉幕となる。
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