第5世代iPod touchとは？ わかりやすく解説

第5世代iPod touchとは、Appleが販売するフルタッチパネル型の携帯オーディオプレーヤー「iPod touch」の、第5世代モデルにあたる製品の総称である。2012年9月に初めて登場し、2013年5月、2014年6月にラインナップの追加が行われている。

iOSデバイスは比較的短いスパンで製品のモデルチェンジやバージョンアップが行われるが、製品名は同じままである場合が多い。そのため「第3世代iPad」「第4世代iPad」のような呼称で呼び分けられる例が少なくない。「iPad 2」のように正式名称が変更された例や、「iPad Retinaディスプレイモデル」のように通称が公式に使用された例もある。

第5世代iPod touchは、2012年9月にiPhone 5と同時に発表された。iPod touchのシリーズとして初めてLightningコネクタ、EarPods、A5チップ、iOS 6、Siriを搭載した。多彩でポップなカラバリ、標準で付属する落下防止ストラップ「iPod touch loop」がするなど、独自の特徴も備えられた。

2012年9月に発売された第5世代iPod touchは、メモリの容量が32GBのモデルと64GBのモデルの2種類が用意された。

2013年5月に第5世代iPod touchの16GBモデルが追加された。この16GBモデルには、主要機能に特に際立った追加や変更は加えられていない。メモリ容量が減り、iSightカメラおよびiPod touch loopが省略され、その分だけ価格を抑えた廉価版と位置づけることができる。カラーはシルバーのみだった。

2014年6月には第5世代iPod touchの16GBモデルが機能拡充されて新たに発表された。iSightカメラ、FaceTimeカメラ、Retinaディスプレイを新たに搭載し、OSは最新版のiOS 7となっている。次期OSとして予告されているiOS 8にも対応する。また、複数のカラバリが用意された。

2014年6月発表の第5世代iPod touch 16GBモデル