川嶋至
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川嶋 至(かわしま いたる、1935年(昭和10年)2月15日 - 2001年(平成13年)7月2日)は、文芸評論家。北海道札幌市生まれ。1958年(昭和33年)北海道大学文学部国文科卒業後、1964年(昭和39年)同大学院博士課程満期退学[1]。日本近代文学を専攻していた在学中に『位置』の同人となる[1]。その後、岩手大学講師、東京工業大学助教授、教授を歴任[1][2]。川端康成の研究家として知られ、川端の元恋人の伊藤初代の実体をいち早く究明した研究者として注目された人物である[3][2]。
注釈
出典
- ^ a b c 川嶋 1987奥付
- ^ a b c d e f g h i 「第二章『伊豆の踊子』と二度現れる少年」(小谷野 2022, pp. 83–89)
- ^ a b c d e 「第三章 恋の墓標と〈美神〉の蘇生――自己確立へ 第二節 愛の呪縛『抒情歌』『父母への手紙』」(森本・上 2014, pp. 272–309)
- ^ 「第三章 精神の傷あと―『みち子もの』と『伊豆の踊子』―」(川嶋 1969, pp. 65–111)
- ^ 「第三章 恋の墓標と〈美神〉の蘇生――自己確立へ 第七節 新しい〈美神〉『故園』と『天授の子』」(森本・上 2014, pp. 450–472)
- ^ a b 「一草一花――『伊豆の踊子』の作者」(風景 1967年5月-1968年11月号)。独影自命 1970, pp. 355–409、評論5 1982, pp. 207–264、一草一花 1991, pp. 283–350、随筆集 2013, pp. 325–403に所収
- ^ a b c 小谷野 2013, pp. 577–578
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション-文學界1976年3月号 書誌情報
- ^ 国立国会図書館デジタルコレクション-文學界1976年5月号 書誌情報
- ^ 小谷野 2013, pp. 458, 523–524
- ^ 「まえがき」(川嶋 1987)
固有名詞の分類
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