続編の企画
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本作品は興行的な成功は達成したと言えるものの、特に旧来のゴジラファン層からの評価は芳しくなく、また関連商品の販売業績も苦しい結果に終わった。その影響で、本来なら予定されていた本作品の第2作・第3作となる続編の企画は延期になった。続編の企画にはディーン・デヴリンもプロデューサーに加わり、第1作の製作陣の多くが携わる予定となっていた。その後、2003年にゴジラの版権が東宝に帰結したのを境に、続編作成の計画は無に帰す。さらに、これらの続編のプロットにおける設定を利用して後のアニメシリーズ作品が製作される運びとなった。 ディズニー映画作品(『ターザン』、『ブラザー・ベア』、『アトランティス 失われた帝国』、『ノートルダムの鐘』など)や『バットマン』シリーズなどで知られるタブ・マーフィー(英語版)による第2作のプロットは、現在簡易版が完成・公開されている。 ストーリーコンセプトについては当時の自然保護運動の拡大を取り入れ、自然との共存、相互理解と和解の重要性、東宝版のゴジラシリーズとは異なった視点での核兵器の脅威、生命の尊厳の美しさと儚さ、ヒトの罪と近代社会の暴力性、自己の目的を第三者的な立ち位置から省みる試みの難解さ、異質なものへの理解を示す努力の必要性をフィーチャーした内容となっている。トライスター版を嫌う海外のゴジラファンも当プロットは評価した。 その後、2014年に監督がギャレス・エドワーズ、脚本はマックス・ボレンスタインに変わった『GODZILLA ゴジラ』が公開された。
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