縦断面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 13:58 UTC 版)
砂浜海岸では砂浜の陸側に、砂が風で吹き飛ばされてしまった砂丘があることが多く、その基部が砂浜の陸側の限界である。 後浜 上記の限界から高潮汀線へかけては、高潮時または暴浪時の波の働きによって打ち上げられた砂がたまり、その表面はほとんど水平か、または陸側へわずかに傾いていることが多い。これを汀段(バーム)といい、この部分を後浜ともいう。 前浜 汀段の縁(バームクレスト)から低潮汀線へかけては波が寄せたり引き返したりするところで、この部分を前浜という。 沿岸トラフ・沿岸底州 低潮汀線から海の方へは、いったんある程度の深さに達してから再びやや浅くなり、そこから沖の方へ一様に深さを増していく。これらはともに沿岸方向へ細長く延びており、前者を沿岸トラフ、後者を沿岸底州という。 外浜・沖浜 低潮汀線から沿岸底州までを外浜、その沖側を沖浜と呼ぶが、両方を一括して沖浜と呼ぶこともある。暴浪時やその直後は、後浜から沖浜までの起伏はほとんどなく、浜が狭くなると同時に、後浜から海のある方へ緩く傾く単調な形をとる。しかし、その後の静穏な波の働きによって元の形にもどっていく。
※この「縦断面」の解説は、「砂浜海岸」の解説の一部です。
「縦断面」を含む「砂浜海岸」の記事については、「砂浜海岸」の概要を参照ください。
「縦断面」の例文・使い方・用例・文例
縦断面と同じ種類の言葉
- 縦断面のページへのリンク