花押とは? わかりやすく解説

か‐おう〔クワアフ〕【花押/華押】

読み方:かおう

文書末尾などに書く署名一種初め自署のかわりとして発生したものが、平安末期より実名の下に書かれるようになり、のちには印章のように彫って押すものも現れた。その形態により、草名実名草書体をさらに図案化したもの)、二合体実名の偏や旁(つくり)などを組み合わせたもの)、一字体実名一字、または特定の文字図案化したもの)、別用体文字と関係のない動物などの形を図案化したもの)、明朝体中国明代流行した様式で、天地2本の線を引いたもの)などに分かれるまた、まったく単純な略記号からなるものを略押(りゃくおう)という。花字(かじ)。押字(おうじ)。→書き判


花押

読み方:カオウ(kaou)

古文書で、自分発給したのであることを証明するために書く記号


花押

読み方:カオウ(kaou)

自署変化したもの。

別名 華押書判(かきはん)、判(はん)


花押(かおう)

署名の下に添え書き判のこと。様式化した署名であり、古くから書状などに印鑑のように用いられた。鎌倉期から刀の銘文にも花押が切られるようになったが、その数は少ない。江戸時代末期新々刀期になると、水心子正秀多く刀工試みている。

花押

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/10 02:41 UTC 版)

花押(かおう)は、自署の代わりに用いられる記号もしくは符合であって、その起源は直筆の草書体にある。草書体の自署を草名(そうみょう)とよび、草名の筆順、形状がとうてい普通の文字とは見なしえない特殊性を帯びたものを花押という[1]。このような筆順、形状の特殊化は、自署する主体が独自の自署をもとうとする意識的記載行為の結果である[1]




「花押」の続きの解説一覧

花押

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:42 UTC 版)

印章」の記事における「花押」の解説

詳細は「花押」を参照 花押(かおう)とは、意匠化され署名一種である。

※この「花押」の解説は、「印章」の解説の一部です。
「花押」を含む「印章」の記事については、「印章」の概要を参照ください。

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花押

出典:『Wiktionary』 (2020/06/17 14:05 UTC 版)

異表記・別形

名詞

(かおう)

  1. 主に古文書で、文書が他の人でなくその本人が発行したものであることを示すために書かれた、図案化した署名日本政府閣議における閣僚署名においても慣習的に用いられている。

関連語

異表記・別形

名詞

(くわあふ)

  1. 花押

「花押」の例文・使い方・用例・文例

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