草津川
草津川は、その源を大津市桐生町地先オランダ堰堤上流に発し、名神高速道路・新幹線・国道1号・東海道本線の主要施設の下または上を流れ、琵琶湖にそそいでいました。山地の大部分が花崗岩地区となっており、土砂生産量が大きく、国道や東海道本線の上を流れる天井川となっていました。そのため、昭和46年度から放水路による平地河川化がすすめられ、平成14年には通水し、旧草津川は廃川となりました。草津川は、流域面積48.3km2、幹川流路延長13.17kmの河川です。 |
草津市中心部を流れる草津川 |
河川概要 |
| ○拡大図 |
2.地域の中の草津川 |
"新しく通水した草津川では、住民の方々が維持管理等をはじめとする様々なことに積極的に活動を行っています。" |
草津川が通水してから、広い川幅と河川敷をもつこの新しい川は新たな空間と景観をもたらしています。旧草津川が地元の人々に懸命に守り育てられたように、草津川も人々に常に見守られ、いつくしまれることによってやがて地域に根付いていくことになっていくでしょう。また、旧草津川についても、貴重な自然・歴史遺産、快適な都市空間などとして、活用の道をさぐっていくことが必要になります。 (住民の方々との主な活動)
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3.草津川の自然環境 |
"新しく通水した草津川では、すこしずつ生物の生息がみられています。今後、さらに生息は拡大していくと考えられます。" |
(生物の生息環境について) 草津川には、64種の鳥類、17種の両生類・は虫類・ほ乳類が生息しています。(平成14年~15年水辺の国勢調査) 【参考】 旧草津川では21種の魚、53種の鳥、259種の植物、81種の底生生物、17種の両生類・は虫類・ほ乳類が確認されていました。(平成9年~12年水辺の国勢調査) |
4.草津川の主な災害 |
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(注:この情報は2008年2月現在のものです)
草津川
草津川
草津川
草津川
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/26 07:43 UTC 版)
草津川(くさつがわ)は、滋賀県を流れる淀川水系の一級河川である。下流部分は典型的な天井川であり度重なる災害をもたらしていたが、2002年7月、治水事業として中流域から琵琶湖にかけての草津川放水路が開削されたため、天井川を成していた旧河道は廃川となった。従来の流路を旧草津川とも称する。
- ^ a b c 草津市教育委員会 1991, p. 1.
- ^ 木村至宏・近江地方史研究会 1993, p. 53.
- ^ 「旧草津川堤防の断ち割り調査報告」(草津の古代を掘る2007)
- ^ 小林健太郎・高橋誠一・宮畑巳年生 1979, p. 80.
- ^ 「琵琶湖草津川放水路計画」パンフレット琵琶湖河川事務所
- ^ a b 草津市教育委員会 1991, p. 22.
- ^ 草津市教育委員会 1991, p. 23.
- ^ 近畿地方整備局 2013, pp. 11–12.
- ^ 近畿地方整備局 2013, p. 15.
- ^ “草津川上流で確認種増加 近畿地方整備局が「河川水辺の国勢調査」”. 滋賀報知新聞. (2009年6月8日) 2022年11月21日閲覧。
- ^ 近畿地方整備局 2013, pp. 18–19.
- ^ a b c “川の流れが人の流れに 草津川跡地公園オープン、ヨガスタジオやレストランも 滋賀”. 産経新聞. (2017年4月21日). 2017-04-21 2018年7月8日閲覧。
- ^ a b 目片匡 2013, p. 2.
- ^ “来年度完成目指す 大江霊仙寺線 草津で安全祈願祭”. 京都新聞. (2006年4月16日). 2006-04-16
- ^ “4車線化、来月着手 草津の大津湖南幹線砂川工区 砂川大橋撤去渋滞解消期待 09年度末完成へ”. 京都新聞. (2007年12月28日). 2007-12-28
- ^ a b 草津市教育委員会 1991, p. 21.
- ^ a b 近畿地方整備局 2013, p. 1.
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