荷物の移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 08:22 UTC 版)
引越しの際には、住人が持っている家具や家電製品、衣服などを引越し先の住居へ運ぶ必要が出てくる。これらを引越しをする本人の手で運ぶこともできるが、大きな家具などを運ぶのは個人では大変な作業のため、運送業者、引越し専門業者にこれらを代行させることもできる。一般的には、 転居先が近距離 単身者で荷物が少ない 体力に自信がある という場合には個人で行うケースが多く、 転居先が遠距離 数人の家族で、荷物が多い 大型の家具、家電製品がある 体力に自信がない という場合には運送業者、引越し専門業者に代行させることが多い。比較的荷物が多い場合でも、友人に協力を依頼したり、個人で梱包して宅配便で送ってしまう場合もある。個人で行う場合、たいていはトラック、ワンボックスカーなどの貨物自動車が必要で、そのためにレンタカーを借りることが多い。 転居先の都合等で不要になる家財や、もはや使用しない家財等の処分を含め、転居時に家財等の廃棄を行う必要が発生する。廃棄の場合には居住自治体の廃棄物受入れ基準(一般ごみ/可燃物/不燃物、粗大ごみ、資源ごみ等各自治体が設定している分類)に対応(回収の依頼連絡や廃棄物処理場への持ち込み等)することが求められる。また、家財によってはリサイクル業者に持込む(売却/引取り)ことも可能である。廃棄、回収には時間を要するため、こうした対応は可能な限り準備期間中に実施しておくべき事項に含まれる。 一家転住の場合には、ほとんどすべての荷物を移動させるから、このような荷物の搬出搬入の前後に、荷造りと荷ほどきの作業がある。荷造りはもとの家にあった荷物を、移動可能な状態にまとめる作業であり、この時点でその家での生活は不可能になる。荷ほどきは搬入した荷物を荷造りの状態から解放し、それらを使用可能な状態と配置にすることで、これがある程度進まなくては生活が始められない。したがって、荷造り・搬出・搬入・荷ほどきはできるだけ間を置かず一気に行う必要がある。 家族の一部のみが引っ越す場合には内容的にはかなり楽になる。大きな家具等は新たな転居先で補充する例も多い。
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