蟷螂(とうろう)の斧(おの)
蟷螂の斧
蟷螂の斧
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/09 09:54 UTC 版)
ある日、荘公は馬車で狩りに出かけた。道に一匹の虫がいて、前足をふりあげ、馬車の車輪に向かってきた。荘公は「これは、何という虫か」と御者に尋ねた。御者は「これは、蟷螂(とうろう。カマキリ)という者ですが、自分の力のほどを考えず、進むことのみ知って、退くことを知りませぬ」。荘公はそれを聞いて「これがもし人間なら、天下の武勇の者であるだろう」と言い、わざわざ車の向きを変えさせ、道のカマキリをよけて通った。国君である彼が、その勇気に敬意を払って一匹の虫に道を譲ったこの話が世に伝わると、命を投げ出して仕える主君を知ったとばかり、天下の勇者が続々と荘公のもとに集まってきた。荘公が崔杼に殺されたとき、事態を聞いた子飼いの勇士たちが崔杼の館にかけつけ、決死の突撃で数多く死んだ(『韓詩外伝』)。 表 話 編 歴 姜斉の第25代公(前555年 - 前548年)呂尚(太公望)前1021?-前1000 丁公前999-? 乙公 癸公 哀公?-前863 胡公前862-前860 献公前859-前851 武公前850-前825 厲公前824-前816 文公前815-前804 成公前803-前795 荘公贖前794-前731 釐公前730-前698 襄公前697-前686 公孫無知前685 桓公前685-前643 斉侯無詭前643 孝公前642-前633 昭公前632-前613 斉君舎前613 懿公前612-前609 恵公前608-前599 頃公前599-前582 霊公前581-前554 荘公光前553-前548 景公前547-前490 晏孺子荼前489 悼公前488-前485 簡公前484-前481 平公前480-前456 宣公前455-前405 康公前404-前379
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