血清病の原因
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 05:37 UTC 版)
「抗血清」も参照 血清病とは、馬の免疫抗毒素血清によって起こる副作用である。かつては破傷風やジフテリアの予防、または治療に馬の抗血清を使っていた。この抗血清の注射により、血清タンパクが抗原となって抗体ができるが、抗原と抗体の免疫複合体となって血管壁などに付着するため、腎臓や関節組織に影響が出、この血清が原因とみられる血清病が多発していた。しかし今は馬の抗血清は使われておらず、そのため血清病は姿を消している。 初めての注射での症状は、リンパ節の腫れ、発疹、タンパク尿などで症状はさほど重くないが、2度目以降に同じ注射をした場合は、アナフィラキシーによるショック症状を起こし、死に至ることもあった。
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