血清総タンパクとアルブミン・グロブリン比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 05:37 UTC 版)
「血清」の記事における「血清総タンパクとアルブミン・グロブリン比」の解説
総タンパクの主成分は、60%を占めるアルブミン(ALB)と20%のグロブリンである。病原菌などの抗原が体内にある場合、それらを攻撃するグロブリンの値が高くなる一方で、アルブミンの値は下がるものの、総タンパク量はあまり変化しない。グロブリンが高値となるのは、慢性の炎症や肝硬変、悪性リンパ腫などの場合である。多発性骨髄腫や脱水症状では特に値が高くなる。血清タンパクは血漿の約8%を占める、何種類ものタンパク質成分を総合したものである。これらのタンパク成分は総タンパク(TP=Total Protein)と呼ばれる[信頼性要検証]。
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