規格番号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 03:59 UTC 版)
JISの部門記号および部門部門記号部門A 土木及び建築 B 一般機械 C 電子機器及び電気機械 D 自動車 E 鉄道 F 船舶 G 鉄鋼 H 非鉄金属 K 化学 L 繊維 M 鉱山 P パルプ及び紙 Q 管理システム R 窯業 S 日用品 T 医療安全用具 W 航空 X 情報処理 Z その他 個々のJISは規格番号によって識別できる。例えば、JIS B 0001は規格番号の一つである。 規格番号のうち、「JIS」のつぎのローマ字1文字は、部門記号と呼ばれ、JISの部門をあらわす。現在、表に示す19の部門がある。 部門記号に続く数字は、各部門で一意な番号である。かつて、番号はもっぱら4桁だった。現在、国際規格と一致または対応するJISについては、国際規格の番号とJISの番号を同じにしておくことが便利であるので、国際規格が5桁の番号を持つ場合には、それに合わせた5桁の番号が用いられるようになっている。ISO/IEC 17000を翻訳したJIS Q 17000 適合性評価—用語及び一般原則はその例である。また、「電子機器及び電気機械」部門において、一部の規格の規格番号がIEC規格に対応した5桁のものに変更された(日本工業標準調査会 2004)。 大きな規格は第1部、第2部といった部 (part) に分かれていて、部ごとに制定、改正などがおこなわれ、部ごとに規格票が発行される。部を識別するために枝番号が用いられる。番号の後にハイフンおよび枝番号を記載する。つぎは、枝番号を使用した例である。 JIS B 0002-1 製図—ねじ及びねじ部品—第1部: 通則 JIS B 0002-2 製図—ねじ及びねじ部品—第2部: ねじインサート JIS B 0002-3 製図—ねじ及びねじ部品—第3部: 簡略図示方法 文書においてJISが規格番号によって参照されている場合、通常、読者がその文書を読んでいる時点での最新版が参照されていると考える。特定の版を参照したいときには、規格番号の後にコロンおよび制定または改正の年を西暦で記載する。例えば、JIS B 0001の2000年改正版を参照したいときは、JIS B 0001:2000と書く。 1995年以前のJISでは、枝番号が用いられていなかった。現在では番号および枝番号を区切るために用いられているハイフンは、かつては番号および年を区切るために用いられていた。例えば、JIS B 0001は1958年にJIS B 0001-1958として制定された。
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