規模の拡大(1999-2007)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:19 UTC 版)
「UBS」の記事における「規模の拡大(1999-2007)」の解説
1999年3月、UBSはバンク・オブ・アメリカの欧州とアジアでのプライベートバンキング事業を買収。この部門の規模は60億ドルを超えていた。またこの年、マネーロンダリングやテロへの反対意思をもつ他の銀行とともにウォルフスバーグ・グループを設立。2000年1月、イギリスの通信会社ボーダフォンと提携し、投資情報のネット提供を開始。3月には、同じくイギリスのフィリップス&ドリュー運用部門と米国のブリンソン・パートナーズを統合する。さらに7月には、米国の証券・資産運用会社ペインウェバーを108億ドルで買収。この買収により、UBSは米国の金融機関として米国でのプライベート・バンキングサービスを提供できるようになり、ニューヨーク証券取引市場に直接上場した。ペインウェバーは当時、米国内に385のオフィスと8,554人のブローカーを抱える国内第四位の個人資産運用会社であり、この買収によりUBSは世界最大のウェルス・マネジメントおよびアセット・マネジメントを行う会社となった。この時期にかけてUBSは積極的に企業買収を繰り返し(下図参照)、成長を図っていた。2003年まではUBSペインウェバーという名であったが、この部門は「UBSウェルス・マネジメントアメリカ」とその名を変えることとなった。その後、2008年から2009年にかけて売却の可能性がたびたび報じられた。 2001年にはベルギーのブリュッセルで行われた企業の社会的責任会議をきっかけに創設された欧州持続可能責任投資フォーラム(European Sustainable and Responsible Investment Forum、 EUROSIF)の創立メンバーとなる。2002年には1,400の従業員等を擁するスタンフォードの拠点が世界最大の取引場となる。2004年、北京での拠点が営業を開始。2006年にはドバイの国際ファイナンスセンターに進出、ブラジルの投資銀行Banco Pactual S.A.を買収。2007年にはモスクワでオフショアウェルスマネジメントを開始。
※この「規模の拡大(1999-2007)」の解説は、「UBS」の解説の一部です。
「規模の拡大(1999-2007)」を含む「UBS」の記事については、「UBS」の概要を参照ください。
「規模の拡大」の例文・使い方・用例・文例
- 規模の拡大のページへのリンク