豪族
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豪族(ごうぞく)とは、国家や諸侯などの広域政権の領域の内部に存在し、ある地方において多くの土地や財産や私兵を持ち一定の地域的支配権を持つ一族のこと。地域的支配権の源泉は自分自身の所有する財産や武力であり、広域政権の権威を権力の源泉とする地方官は豪族とは呼ばれない。ただし地方官と豪族は排他的なカテゴリーではなく、同一人物が双方を兼ねたり、カテゴリー間を移行したりする例は多くある。広域政権側が政権安定のために豪族層の政権内への取り込みを行ったり、逆に広域政権の支配力が弱まったりすると地方官が豪族化することがあるからである。
豪族
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オ・ダリョン(呉多憐):イ・イルン キフォン(箕萱):キム・ユニョン 竹州を治める豪族。竹州にやってきたクンイェ、チョンガンを迎え入れる。将軍を自称するが、実際は盗賊の頭目。介山郡を攻め取ったせいで、ヤンギルと交戦状態となってしまう。実力差を考えずヤンギルとの戦いを決意するが、これを憂いキフォンを恨んでいた部下のシンフォン、ウォンフェによって殺される。 無慈悲で残虐な性格で、戦いでは老人・子供でも容赦なく殺害するほど。負傷した兵士に対して治療等を施さず、放置していた。文字が読めず、ヤンギルからの手紙をクンイェに読ませていた。 チョンガンの観相では死相が現れており、近いうちに無残な死を遂げるだろうとクンイェに語った。 チンソン(陳瑄) ソンジャン(宣長) 清州の豪族。多数の私兵を擁し、クンイェに仕えていた。クンイェは、清州を離れなかったソンジャンに“波珍飡”の地位を与えていた。高麗建国後、清州で反乱を起こした。2千以上の兵力を集め、官庁を燃やして皇都・鉄円へ向かう動きを見せた。鉄円にいるイム・チュンギルと連携して、高麗を打倒する計画だった。 パク・チユン(朴智胤):イ・シンジェ ヤンギル(梁吉):イ・チウ 北原を治める豪族。大きな勢力を持っており、北原だけでなく、中原、西原も彼の支配下にあった。ヤンギルの領域は新羅の中心部を抑えていた。キフォンに代わり、竹州を治めるクンイェの降伏を受け入れる。ヤンギルはクンイェを大変気に入り、自分の娘、メヒャンを彼に嫁がせる。溟州攻略にクンイェを差し向けるが、溟州を手に入れたクンイェはヤンギルから独立し、その後、二人の勢力差は逆転する。 クンイェの独立に怒ったヤンギルは、2度にわたってクンイェを攻めるが、いずれも敗れる。2度目の戦いで捕らえられ、クンイェは共に松嶽へ行こうと持ちかける。ヤンギルはこれを断って斬首される。その後、彼が治めていた地域は、見せしめの意味で焼き払われ、荒廃してしまう。 武勇に優れ、クンイェ(相手はワンゴン)との祝霊山の戦いでは、一騎討ちでクンイェ配下のシン・フォン、ウォン・フェを討ち取り、イ・フナムを負傷させ、ファン・ソンギルと互角の勝負を演じる。クンイェ自ら赴いた竹州の戦いでは、その戦いぶりを見たクンイェが「比類なき勇将」 「あんな猛将は二度と現れまい」と言わしめた。クンイェはヤンギルを斬首する前に「この世で最高の勇将だった」と言葉をかけた。その反面、ヤンギルの副将であったウンブは彼について「器が小さい。豪傑の振りをしているが、実は愚かで欲が深く、その上疑心の塊」と評した。実際、何度かクンイェを疑って、溟州攻略中のクンイェを北原へ召還したりもした。さらに文字が読めず、キョン・フォンからの国書を副将のポク・チギョムに読ませていた。クンイェの溟州攻略時、自分は60をとうに過ぎていると語っている。 ユ・グンダル(劉兢達):ミン・ウク 続編的作品『帝国の朝』にも登場している。 ユ・チョングン(柳天弓):キム・ジネ 続編的作品『帝国の朝』にも登場している。
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