逆像とは? わかりやすく解説

逆像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/18 00:35 UTC 版)

射影 (集合論)」の記事における「逆像」の解説

J ⊂ I が添字集合 I の真の部分集合で、W ⊂ XJ射影 πJ の終域部分集合とするとき、W の逆像は π J − 1 ( W ) = W × X I ∖ J = { ( x i ) i ∈ I ∈ X I ∣ ( x j ) j ∈ J ∈ W } {\displaystyle \pi _{J}^{-1}(W)=W\times X_{I\setminus J}=\{(x_{i})_{i\in I}\in X_{I}\mid (x_{j})_{j\in J}\in W\}} と書くことができる。従って集合 π −1J (W) は円筒集合ドイツ語版)でもある。

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逆像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/29 07:19 UTC 版)

像 (数学)」の記事における「逆像」の解説

f が X から Y への写像とするとき、部分集合 B ⊆ Y の f による原像あるいは逆像とは f − 1 [ B ] := { x ∈ X ∣ f ( x ) ∈ B } {\displaystyle f^{-1}[B]:=\{x\in X\mid f(x)\in B\}} で定義される X の部分集合である。f による引戻し (pull-back) とも呼ばれる。 この集合は f が全単射でなくとも定義されるが, 全単射ときには f − 1 [ B ] {\displaystyle f^{-1}[B]} は f − 1 {\displaystyle f^{-1}} による B の像を表す記号とも解釈できるため, 文脈によってどちらの意味なのか判断せねばならない. 一元集合の逆像 f−1[{y}] あるいは f−1[y] は y 上のファイバーあるいは y のレベル集合などとも呼ばれる。y の各元の上ファイバー全体からなる集合は Y で添字付けられ集合族になっている同様にしてファイバー付けられた圏の概念考えることもできる。 やはり、f−1[B] を f −1(B) と書くことに紛れ恐れはなく、f−1 を Y の冪集合から X の冪集合への写像として考えることができる。ただし、記号 f−1 を逆写像混同すべきではない(両者一致するのは f が全単射のときに限る)。

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逆像

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 01:08 UTC 版)

名詞

(ぎゃくぞう)

  1. (数学) ある写像によって、終域のある部分集合含まれる要素送られるような要素から成る始域部分集合原像

用法

対義語

翻訳



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