連城三紀彦とは? わかりやすく解説

れんじょう‐みきひこ〔レンジヤウ‐〕【連城三紀彦】

読み方:れんじょうみきひこ

19482013小説家愛知生まれ本名加藤甚吾(じんご)。ミステリー作家生活スタートするが、濃密な文体男女関係危うさ描いた恋愛小説でも人気を呼ぶ。「恋文」で直木賞受賞。他に「戻り川心中」「宵待草夜情」「隠れ菊」など。


連城三紀彦(れんじょう・みきひこ)

本名加藤甚吾。1948年(昭23)、名古屋生まれ早稲田大学政経学部卒。
1978年(昭53)、「変調二人羽織」にて「幻影城」の第三回幻影城新人賞小説部門受賞
1980年(昭55)、「小説現代」に発表された「戻り川心中」にて、1981年(昭56)、第34回日本推理作家協会賞受賞。この作品は「週刊文春」の80年傑作ミステリーベスト10」の9位に選ばれる同時に第83回直木賞候補となる。また、日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1981年版」に収録される。「戻り川心中」は「幻影城54号に掲載されるはずだった「連作花葬第六話菖蒲の舟」の改題。なお、「花葬シリーズは全十作予定していたが、「桜の舞」などが発表されていない
1981年(昭56)に「小説新潮スペシャル」に発表した宵待草夜情」にて、1984年(昭59)、第五回吉川英治文学新人賞受賞同時に1983年(昭58)に第90回直木賞候補となる。
1982年(昭57)に「オール讀物」に発表した白い花」が、1982年(昭57)に第88回直木賞候補となる。
1982年(昭57)に「問題小説」に発表した黒髪」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1983年版」に収録される。
1983年(昭58)に「小説新潮」に発表した「紅き唇」が、1983年(昭58)に第89回直木賞候補となる。
1983年(昭58)に「小説新潮」に発表した恋文」で1984年(昭59)、第91回直木賞受賞
1983年(昭58)に「オール讀物」に発表した親愛なるエス君へ」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1984年版」に収録される。
1984年(昭59)、「私という名の変奏曲」が「週刊文春」の84年傑作ミステリーベスト10」の8位に選ばれる
1984年(昭59)に「小説推理」に発表した唯一の証人」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1985年版」に収録される。
1984年(昭59)に「小説新潮」に発表した裏町」は日本文藝家協会の「ザエンターテインメント 1985」に収録される。
1985年(昭60)に「オール讀物」に発表した写し絵」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1986年版」に収録される。
1985年(昭60)、仏門に入って修行のため、一年間休筆法名は智順。
1986年(昭61)に「文藝春秋」に発表した淡味の蜜」は日本文藝家協会の「ベスト小説ランド 1987」に収録される。
1987年(昭62)に「文藝春秋」に発表した捨て石」は日本文藝家協会の「現代小説 1988」に収録される。
1988年(昭63)に刊行された「黄昏ベルリン」が宝島社の「このミステリーがすごい!3位に、また、週刊文春」の88年傑作ミステリーベスト10」の1位に選ばれる
1989年(平1)に「週刊小説」に発表した「ぼくを見つけて」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1990年版」に収録される。
1989年(平1)に「オール讀物」に発表した彩雲」は日本文藝家協会の「現代小説 1990」に収録される。
1990年(平2)、キネマ旬報賞キネマ旬報読者賞受賞
1990年(平2)に「小説推理」に発表したどこまでも殺されて」が「週刊文春」の90年傑作ミステリーベスト10」の9位に選ばれる
1990年(平2)に「オール讀物」に発表した「夜のない窓」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1991年版」に収録される。
1990年(平2)に「文藝春秋」に発表した落葉樹」は日本文藝家協会の「現代小説 1991」に収録される。
1992年(平4)に「小説新潮」に発表した家路」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1993年版」に収録される。
1993年(平5)に「小説新潮」に発表した「夜の二乗」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1994年版」に収録される。
1995年(平7)に「静岡新聞」に掲載した隠れ菊」で1996年(平8)に第9回柴田錬三郎賞受賞
1996年(平8)に「小説すばる」に発表した裁かれる女」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1997年版」に収録される。
1997年(平9)に「小説新潮」に発表した「ひとつ」は日本文藝家協会の「現代小説 1998」に収録される。
1995年(平7)に「小説推理」に発表した人間動物園」が、2002年(平14)に宝島社の「このミステリーがすごい!」7位に選ばれる
1997年(平9)に「小説推理」に発表した流れ星遊んだころ」が、2004年(平14)に宝島社の「このミステリーがすごい!」9位に選ばれる



連城三紀彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/16 17:34 UTC 版)

(れんじょう みきひこ、1948年1月11日 - 2013年10月19日[1])は、日本小説家真宗大谷派僧侶。本名:(かとう じんご)[1]


  1. ^ a b c d “訃報:連城三紀彦さん65歳=作家 「戻り川心中」など”. 毎日新聞. (2013年10月22日). オリジナルの2013年10月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131021191235/http://mainichi.jp/select/news/20131022k0000m040133000c.html 2013年10月22日閲覧。 
  2. ^ http://zenji.info/profile
  3. ^ 直木賞作家・連城三紀彦さん死去/おくやみバックナンバー/芸能/”. デイリースポーツ online (2013年10月23日). 2020年11月25日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 連城三紀彦傑作推理コレクション
  5. ^ 綾辻・有栖川復刊セレクション


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