連結位置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 17:32 UTC 版)
「編成 (鉄道)」も参照 在来線 戦前までの列車編成は、食堂車が優等旅客を対象としていたことやさらに上級車両を下級乗客が極力通り抜けないように等級を区分する位置に編成されていた。戦後になっても基本的に踏襲されたが(「あさかぜ」の例を参照)、連結両数の増加に伴いフレキシブルになった。 東海道・山陽新幹線 0系・100系ともに16両編成の8号車が食堂車であった。これは以下の理由によるものである。編成の中間で両先端からの利用客を考慮したため。 最大運転時間6時間以上であったため、調理と食器洗いに水が大量に必要であった。そのための排水溝(ピット)が名古屋駅と岡山駅のホーム上の8号車停車位置の真下に設置された。在来線であれば汚水は走行中に外へ捨てていたが、運転速度の速い新幹線では気密上の問題からもこのシステムを採用できない。 トイレでは汚水を浄化し、洗浄水として再利用するシステムが開発されたが、食堂車では衛生上の問題から再生水は利用できない。そのため汚水を床下タンクに溜め込み、途中駅での停車中に汚水を排水する方法が採用された。
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