道ならぬ
出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 04:25 UTC 版)
連体詞
- 道徳(wp)・道理に外れている。不道徳な。不義の。
- 恋愛について用いることが多く、特に「道ならぬ恋」は成句に近い用い方をする。
- 私は道ならぬ恋をしたのです。いや、道か、道でないかは私は今でもわからぬのです。私は人妻と恋をしました。(倉田百三『出家とその弟子』)
- A「確かにキャピュレット家とモンタギュー家(wp)にとって道理に外れた不祥事だったのでしょうが、だからといってロミオとジュリエットの悲恋を『道ならぬ恋』というのは、違うのではありませんか。反目し合う両家の意向に背くことと人の道に背くことは別儀です。人の道に悖る掟でがんじがらめになった両家にあって、人としてまともだったのはロミオ達のほうでしょう」 B「そういうことではありません。道理というのは、人が考え出す、正しくはこうあるべきという筋道です。人としての道理とは別に、その時代における道理や両家の人間としての道理だってあるのです。ロミオ達はそれらの“筋道”を外れて恋に走りました。それだって『道ならぬ恋』ですから」 C「何にしても、光源氏と藤壺の宮の道ならぬ不倫劇などと並べて例に挙げるのなら、注釈を入れたほうがいいと思います」
発音(?)
み↗ちなら↘ぬ
翻訳
「道ならぬ」の例文・使い方・用例・文例
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