酸化物とは? わかりやすく解説

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さんか‐ぶつ〔サンクワ‐〕【酸化物】

読み方:さんかぶつ

酸素と他の元素との化合物

「酸化物」に似た言葉

酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/02 14:17 UTC 版)

酸化物(さんかぶつ、: oxide)は、酸素とそれより電気陰性度が小さい元素からなる化合物である。酸化物中の酸素原子酸化数は−2である。酸素は、ほとんどすべての元素と酸化物を生成する。貴ガスについては、ヘリウム (He)、ネオン (Ne) そしてアルゴン (Ar) の酸化物はいまだ知られていないが、キセノン (Xe) の酸化物(三酸化キセノン)は知られている。一部の金属の酸化物やケイ素の酸化物(ケイ酸塩)などはセラミックスとも呼ばれる。




「酸化物」の続きの解説一覧

酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 14:04 UTC 版)

第2族元素」の記事における「酸化物」の解説

2族元素空気中で燃え一般式MOの酸化物を生成するまた、ベリリウム以外の2族元素酸化物は、反応する水酸化物M(OH)2を生成しカルシウムより原子番号大き元素強塩基として作用する一方で酸化ベリリウムBeO反応しない水酸化物塩基性強度周期の下へ行くほど強い。 イオン半径大きバリウムでは、イオン電荷密度ナトリウム電荷密度同程度と低いため過酸化物安定であり、酸化バリウム空気中で500 加熱する方法、または、過剰の酸素バリウム反応させる方法によって、過酸化バリウム生成する

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 09:06 UTC 版)

アインスタイニウム」の記事における「酸化物」の解説

酸化アインスタイニウム(III)(Es2O3)は硝酸アインスタイニウム(III)を燃焼させることにより得られた。これは無色立方晶形成し最初に大きさが約30ナノメートルマイクログラム試料から特徴づけられた。この酸化物には他に単斜晶系六方晶系2つの相が知られている。特定のEs2O3相の形成調製技術試料来歴依存し明確な相図はない。自己照射または自己発熱結果として3つの相の間相互変換自然発生する可能性がある。六方相は酸化ランタン(III)とアイソタイプであり、Es3+イオンがO2−イオンの6配位群で囲まれている。

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 07:57 UTC 版)

酸化鉄」の記事における「酸化物」の解説

凡例 組成式化合物名鉱物名) FeO酸化鉄(II), (ウスタイト) Fe3O4 – 酸化鉄(II,III)、いわゆる黒さびのこと。(磁鉄鉱Fe2O3酸化鉄(III)、いわゆる赤さびのこと。α-Fe2O3α-酸化(III)、(赤鉄鉱ヘマタイト) β-Fe2O3β-酸化(III) γ-Fe2O3 – γ-酸化鉄(III)、(磁赤鉄鉱、マグヘマイト) ε-Fe2O3 – ε-酸化鉄(III)

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:51 UTC 版)

タンタル」の記事における「酸化物」の解説

五酸化タンタル (Ta2O5) は、実用上の観点からはもっとも重要な化合物である。4価の酸化物 (TaO2) は不定比化合物で、ルチル構造を取る。3価の酸化物 (Ta2O3) は知られていないタンタル酸塩と呼ばれる化合物は、実際に複酸化物であることがほとんどで、孤立したタンタルイオンを含む化合物はまれである。前者の例として、イルメナイト類似構造を取るタンタル酸リチウム (LiTaO3) や、ペロブスカイト構造を取るタンタルカリウム (KTaO3) が挙げられる。これらの結晶ではタンタル原子が6個の酸素原子囲まれており、孤立した [TaO3]− イオン存在しないタンタルイットリウム (YTaO4) は後者の例で、灰重石似た構造を持つ結晶には、孤立した四面体状のタンタル(V)酸イオン [TaO4]3− が含まれる五酸化タンタル水酸化アルカリ溶融し生成物処理すると、水溶性イソポリ酸塩が得られるカリウムイオン (K+) とヘキサタンタル酸イオン [Ta6O19]8− からなる K8[Ta6O19]⋅16H2O がよく知られている。[Ta6O19]8−は、6個のTaO6八面体が稜共有つながった構造をしており、タングステンイソポリ酸イオン [W6O19]2− と同じ形である。25個の原子からなる大きなイオンであるが、水溶液中でもこのままの形で存在する

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 16:40 UTC 版)

キセノン」の記事における「酸化物」の解説

六フッ化キセノン XeF6 または四フッ化キセノン XeF4 は反応し三酸化キセノン XeO3 を与える。 XeF 6 + 3 H 2 O ⟶ XeO 3 + 6 HF {\displaystyle {\ce {XeF6 + 3H2O -> XeO3 + 6HF}}} XeO3 は三角錐型の構造持ち爆発性化合物である。XeO3 はアルカリ条件下、XeVIII と Xe0 に不均化する。 2 XeO 3 + 4 OH − ⟶ XeO 6 4 − + Xe + O 2 + 2 H 2 O {\displaystyle {\ce {2XeO3 + 4OH^- -> XeO6^4- + Xe + O2 + 2H2O}}} また、反応性の高い XeF6 を石英 SiO2反応させる四フッ化酸化キセノン XeOF4 を生成する他の例として、XeO3 と XeOF4 から XeO2F2 が、XeF6 と NaXeO6 から XeO3F2 が生成する低温混合し紫外線照射するキセノン2原子を含む分子 HXeOXeH が生成する

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 22:44 UTC 版)

サマリウム」の記事における「酸化物」の解説

サマリウムの最も安定な酸化物はセスキ酸化物であるSm2O3であり、Sm2O3には複数結晶系のものが存在している。三方晶系のものは溶融させたものを徐冷することによって得られる。Sm2O3の融点は2365 °Cと高いため、直接的な加熱ではなく高周波コイルによる誘導加熱によって溶融される。Sm2O3の単斜晶結晶火炎溶融法ベルヌーイ法)によって結晶成長させることができ、粉末のSm2O3から直径1 cm最大長さcmブール得られるブールは純粋で格子欠陥などが含まれていなければ透明であるが、そうでなければオレンジ色呈する準安定三方晶のSm2O3を1900 °Cまで加熱すると、より安定単斜晶転移する立方晶のSm2O3もまた研究されている。 サマリウム一酸化SmO形成する数少ないランタノイド一つである。この黄金光沢を持つ化合物はSm2O3を金属サマリウム用いて1000 °C、50 kbar以上の条件下で還元させることによって得られ圧力が低いと反応不完全に終わる。SmO立方晶塩化ナトリウム型構造を取る。

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:26 UTC 版)

第15族元素」の記事における「酸化物」の解説

窒素リン多様な酸化状態を持つ酸化物を形成するが、窒素酸化数大きいほど自由エネルギー大きく安定であり、酸化数0の単体窒素が最も自由エネルギー小さくて安定な為、窒素酸化物酸化剤として利用されるものが多い。一方リンの酸化物はいずれ単体リンよりも自由エネルギー小さく酸化数大きいものほど自由エネルギー小さくて安定である。それゆえリンの酸化物は酸化剤としては利用されない一方ヒ素アンチモンビスマス酸化数+5に比べ+3が安定化しているので、いずれも一般式 M2O3 で表される酸化物が安定である。

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酸化物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:27 UTC 版)

第16族元素」の記事における「酸化物」の解説

酸素自身の酸化物として、過酸化物超酸化物知られている。 酸素を除く第16元素の酸化物およびオキソ酸は 同じ元素多数酸化数状態をとる カートネーション性が高い という2つ特徴により多種多様な酸化物が存在する記事 硫黄 に詳しい)。 硝酸などの常用される酸化剤使用した場合硫黄は+6まで酸化されるが、セレンテルルは+4までしか酸化された酸化物しか与えない

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酸化物

出典:『Wiktionary』 (2021/08/26 12:25 UTC 版)

名詞

さんかぶつ

  1. ある元素酸素と結びついてできた化合物のこと。

関連語

翻訳


「酸化物」の例文・使い方・用例・文例

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