長尾氏とは? わかりやすく解説

長尾氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 16:49 UTC 版)

長尾氏(ながおし)は、日本氏族のひとつ。東漢氏の後裔[1]。また関東地方に興った武家長尾氏は本姓平氏坂東八平氏)とし、鎌倉時代室町時代から江戸時代にかけ、関東へ入部した上杉氏に仕えた。




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長尾氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 10:21 UTC 版)

天と地と」の記事における「長尾氏」の解説

長尾為景 謙信の父。越後国守護代代々務め長尾一族総領暴慢先君上杉房能弑逆して末家の上定実を後継立て関東管領上杉顕定との戦い永正の乱)に勝利して政治的実権を握る。政軍ともに辣腕振るい越後事実上支配者として君臨した謙信生母である側室袈裟御前懐妊あまりに早かったことから、謙信誕生した後も実子か否か疑念抱き、そのため謙信愛情持たずに常に微妙な距離を置いて接した領内起こった一向一揆の基を断つため越中侵攻し一時的に一部占領するものの、一向衆地元豪族反乱遭って戦死する。為景が一向衆との戦いで戦死したという説は、その父である能景の死因混同されたものとして現在の研究では否定されている。 長尾晴景 為景の嫡男謙信実兄だが、謙信が為景の晩年の子なので親子ほどの歳の差がある。為景の死後、跡を継いで守護代となるものの父に似ず器量凡庸であり、国の乱れ抑えることができずに越後分裂させてしまった。 その日常は懶惰極め周囲諫言聞かず淫事耽るばかりでたちまち国中信望失った謙信もその柔弱な生活ぶりを諌めるが弟の言葉にも耳をかさないどころか、その才能への嫉妬混じって激しくむようになり、未遂終わったものの暗殺者仕向けたりもした。危うく難を逃れた謙信宇佐美定行説得によって兄を討つことを決断し、軍を起こして晴景を破った謙信との戦い敗れた後は上杉定実仲裁によって隠居することとなり、長尾家の家督守護代の座を謙信譲った莫大な隠居料貰った後は政務執る煩わしさ喧し諫言を受けることもない生活に満足し数年間の気楽な隠居生活過ごした後に病死する長尾俊景 越後中部三条領する三条長尾家の当主。為景の死後、晴景が跡を継いだことに不満を示し、自らが守護代となるべく反乱起こした越後きっての戦上手として知られ亡き為景の重臣であった昭田常陸介を寝返らせ、一時越後半分支配下置いた。 やがて謙信宇佐美定行支援の下で決起するやこれを年少侮って返り討ちにするべく出陣するが、慢心油断招き謙信機略に陥れられ戦死する栃尾城の戦い)。この劇的な勝利によって謙信一挙に名を挙げ早熟天才として知られることとなる。 長尾房景 越後南部上田庄を領する上田長尾家当主。為景の弟で、謙信にとっては叔父に当たる。高い軍事指揮能力持ち数多戦場的確な軍事指揮取って戦功上げ、兄の政権支えた。 為景の死後なりゆきで晴景に仕える。晴景と謙信対立の際には息子の政景を後継者にすることを条件に晴景に味方するものの、中途で晴景の惰弱柔媚人物呆れ果て、戦を放り出して袂を分かった。政景が後継者になる約束があったことから晴景が破れた後もなかなか謙信恭順しようとしなかったが、謙信が政景と姉のお綾婚姻申し出たことにより、息子とともに謙信幕下入った謙信による越後統一直後老齢から病を得病没する。 長尾政景 房景の子謙信にとって従兄に当たり、姉を娶ったため姉婿でもある。父親譲りの軍才を大い振るい若年の頃より幾多戦場武名轟かせた。 為景の死後は、父とともに晴景に仕える。晴景が謙信敗れた後は上述経緯から恭順姿勢を示さなかったが、お綾と縁づいたことにより謙信幕下に入る。その有能さから謙信の強い信頼を得、謙信国外に出る際には留守居役として越後上手く取りまとめた。己の武勇知略に強い自負を持つことから謙信に取って代わろうという野心が心にもたげることもあったものの、信任違えることなく真摯に補佐役を務め続けたその子は「喜平景勝」の名を賜り、後に子のない謙信養子となって謙信後継者となる。

※この「長尾氏」の解説は、「天と地と」の解説の一部です。
「長尾氏」を含む「天と地と」の記事については、「天と地と」の概要を参照ください。

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