長期公社債投信の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:17 UTC 版)
「公社債投資信託」の記事における「長期公社債投信の概要」の解説
円建ての国債、地方債、金融債、電力債、コール・ローン(短資)、割引手形などに投資し、元本割れを起さず、安定した収益を得ることを運用の目的とする。ただし急激な金利上昇(=債券価格の暴落)があった場合などには、元本割れになる可能性もありうるので注意が必要である。 運用期間は無制限であり、申込も換金も自由である。ただし、いつ解約しても元本1万円につき0円から25円(プラス消費税)の解約手数料が差し引かれるうえ、支払は解約の申込日から起算して4営業日目となっている(解約手数料が無料のところもある)。また、2001年3月以前に購入した分については、元本1万円につき105円(消費税込み)の解約手数料がかかる。 決算は年1回であり、毎年分配金を受け取る「一般コース」と、分配金を再投資する「複利コース」があり、再投資するコースでは1年複利で運用する効果が得られる。また、積立でも利用することができる。 「一般コース」を例にすると、元本1万円で1年経過後、収益分配をして1万円でまた始めるという仕組みになる。 中期国債ファンドと同様に2001年4月より実績分配型に移行しているため、「目標分配率」を設定しているところがある。野村アセットマネジメントでは、2005年12月末時点の目標分配率を1万円につき7円としている。
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