電化施設を存置しているが、経費節減の目的で気動車列車を運行する路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 11:50 UTC 版)
「鉄道の電化」の記事における「電化施設を存置しているが、経費節減の目的で気動車列車を運行する路線」の解説
下記の路線は電化施設を存置しているが、経費節減の目的で気動車列車を運行する(または過去に運行していた)路線である。普通列車のみ全列車気動車で運行する路線については後述する。 東北本線(黒磯 - 新白河) - 2017年10月より黒磯駅構内のデッドセクションが移設されたことに伴い、交流型車両の乗り入れが不可能になった。このため、同区間を走る普通列車は、通勤通学時間帯はE531系電車(5両編成、ツーマン運転)が、それ以外の時間帯はキハ110形気動車(2両編成、ワンマン運転)が使用された。2020年のダイヤ改正により全列車がE531系のワンマン運転に統一された。 東京横浜電鉄(現・東急東横線) - 変電所の増設費用を抑える目的で1936年からの一時期、キハ1形気動車を8両導入、従来からあった電車とともに運用されていたが、のちの日中戦争などに伴う燃料統制によって運用は短期間で終了。 近江鉄道本線(八日市 - 貴生川) - 1986年にLE10形気動車を導入し、大半の電車列車を置き換えたが、1日1往復は電車列車が設定されていた。1996年に気動車使用中止、再び全面電車化。 富山港線 - JR時代末期の2001年から2006年まで日中の列車をキハ120形気動車で運行。富山ライトレールへの移行で廃止され、全面電車化。 名鉄広見線(新可児 - 御嵩) - 1984年より八百津線が電化施設を廃止して気動車化された際に、同線を走るキハ10形気動車の出入庫と給油のため新可児 - 明智間の一部列車は同形式で運行とされた。翌1985年には明智 - 御嵩間の一部列車も気動車で運行されるようになった。2001年の八百津線廃止によって全面電車化。
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