電源ボタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 14:06 UTC 版)
「録音録画再生機器のボタン」の記事における「電源ボタン」の解説
電源を入れたり切ったりするときに使用するボタンである。IEC 5009では丸の上をはずして縦線を入れた記号、IEC 5010では丸の中に縦線を入れた記号が定義されている。いずれも電源を入れるボタンIEC 5007の縦線、電源を切るボタンIEC 5008の丸を組み合わせたボタンである。英語で「Power」と記載されていることもある。 国際的な電源マークはIEC 60417標準「Graphical symbols for use on equipment」の初版である1973年版(当時はIEC 417)で記述されているが、これらの一部は1960年代から非公式に使われていたものもある。いわゆる電源マークとして知られているIEC 5009はユーザーインターフェイスデザインにおける改善によって生まれた。もともと、最初期の電源制御は「ON」と「OFF」のように文字で区別される二つの状態を切り替えるスイッチだったが、電子機器が国境を越えてやりとりされるに連れて、これらの文字情報は、言語障壁を乗り越えるために国際的な数字記号「1」と「0」に置き換えられていった(通常はサンセリフ書体が使われた)。一つのボタンで入/切を切り替えるボタンができるにあたり「1」と「0」を重ね合わせた図記号が作られ、今日では国際的に電源マークと認識されるに到る。
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