霊体や人外関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/06 09:08 UTC 版)
霊体 空気中に含まれる不可視の粒子のこと。実はヴァルバニルが吐き出す呪い。 祈祷契約 「霊体」と「玉鋼」を反応させることで様々な奇跡を起こす術式のこと。「悪魔契約」を手に擁する形で、初代ハウスマンにより編み出された。独立交易都市では表向き、精霊信仰という形で浸透しており、生活の場でも利用されている。 悪魔契約 「霊体」に人間の肉体を「喰わせる」ことで霊体が悪魔化する現象のこと。代理契約戦争後は、条約によって禁じられているが、各国とも戦争に対する抑止力として保有している。 悪魔 悪魔契約を行い、変容した人間。氷を纏う悪魔、炎を纏う悪魔など、さまざまな異形へと変容する。リサのように、普通の人間と大差ない悪魔も存在する。魔剣も悪魔の一種であり、個体差により人の姿になれるか決まっている。 初代ハウスマンの非道な実験で、悪魔と人間の間には子供が生まれる事が実証されている。悪魔と人間の間の子供は生殖器官を持たず、一代のみの存在で、受胎率も低い。 死言 悪魔契約の引き金となる文言のこと。ヴァルバニルの呪いによるもので、全ての人の心臓に刻まれていて本人のみに読むことができる。死言を知るには手術による解剖によって鏡越しに見るか、ヴァルバニルから直接聞くかの二通りがある。後者は近づけば殺されるため、実質不可能である。 代理契約戦争 44年前に大陸の全ての国が争った戦争のこと。強力な戦力として悪魔契約を行った兵士を多数生み出し、その悲惨な戦いから史上最悪の人外「ヴァルバニル」の名でも呼ばれる。 人外 人と同じ内臓機能を持つ怪物のこと。 人外兵器 帝国が作り出した人外。前脚が槍になっており、背中に玉鋼で作られた無数の剣が生えているような獅子。帝国では既に兵器として量産、実用化されており、白兵戦において十七体の人外兵器を操り、三百以上の軍国騎士団をほぼ殲滅している。交易都市での決戦時には前脚を普通の獣と同じ脚にして機動性を高めたタイプが使用されている。ヴァルバニルの血に強く反応する。 ヴァルバニル 何百年も前に実在していた大陸史上最悪の人外。都市は「神」、帝国は「王」、軍国は「獣」、群集列国は「機械機構」、そして帝政列集国は「魔王」と呼んでいる。霊体を生み出した元凶。悪魔契約のシステムを作り出し人間に死言を刻んだ。現在はブレア火山に封印されている。 交易都市と帝政列集国の最終決戦の最中に復活し、シーグフリードに操られたが、セシリーが聖剣アリアを用いて再封印した。 この決戦時から寿命による弱体化の傾向があったらしく、再封印から300年後、封印により繋がっていたアリアによれば、後十年も経たない内に完全に滅びるだろうとされている。ヴァルバニルが死ぬと当然霊体はなくなるため、それによって祈祷契約はできなくなる。霊体を糧とする悪魔も死に絶える。 魔眼 リサが自身の(もとはルークの)左眼球とルークの死言で悪魔契約を行ったことにより生まれた悪魔。白い球体であり、大きさは元の「左眼球」とあまり変わらない。 ルークの左目に寄生しており、擬態しているため見た目は普通の目と変わらない。 鍛錬を行うたびに活性化し、視界の隅々まで見通せるすぐれた視力と引き換えにルークの魂を刈り取っている。帝政列集国との決戦では魂をさらに喰わせることで無理やり使用している。 ルークの死後は形見としてリサに託された。リサの場合は悪魔である故に魂の代わりに霊体を消費して使用するため、特に命が削られるようなことはない。魔剣を使わない新たな聖剣の作成において魔剣に近い混合物を作り出すために大いに使用された。
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