「魂結び」の意味や使い方わかりやすく解説 Weblio辞書

たま‐むすび【^▽魂結び】

読み方：たまむすび

魂がからだから浮かれ出るのを結びとどめるまじない。また、「袋草紙」によると、人魂に出会ったときは、「魂は見つ主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」という歌を三度唱え、男は左、女は右の褄(つま)を結び、3日後にこれを解く風習があったという。

「思ひあまり出でにし魂のあるならむ夜ふかく見えば—せよ」〈伊勢・一一〇〉

霊魂がうかれて歩くのを鎮め止めるまじない。人魂を見たら「魂は見つ主は誰とも知らねども結びとどめよ下がひのつま」と三遍唱え、男は左、女は右のつまを結び、三日たったら解くという風があった。また夫が旅立つ時、妻は夫の着物の中に玉の緒を結び付け、旅中の守りとしたこと。玉は魂にかける。

収載図書時代小説五十人集下
出版社新潮社
刊行年月1995.12

収載図書敗者の生きざま―時代小説選手権
出版社新潮社
刊行年月1998.9
シリーズ名新潮文庫

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