魔球
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魔球(まきゅう)は、主に日本において野球などの球技における変化球を表現する言葉である。また、比喩として掴みどころのないことや、必殺の武器のことを指すこともある。
注釈
出典
- ^ 山口鋭之助,『「魔球」の語源』,読売新聞 1931年5月21日朝刊9頁.
- ^ 横井春野, 『日本野球発達史』, 美津濃, 1922年.
- ^ a b 中馬庚, 「魔球」, 『野球』, 美津濃, 1897年.
- ^ 国民新聞社運動部編, 「魔法扱ひされたカーブ」, 『日本野球史』, 1929年.
- ^ 第一高等学校校友会, 『野球部史 : 校友會雑誌號外』, ベースボール・マガジン社, 1980 (第一高等学校校友会発行, 『野球部史』(1895)の復刻版).
- ^ 正岡子規, 『香雪紫雲』, 春陽堂, 1932年.
- ^ 高橋雄次郎, 『新式ベースボール術』, 四海堂, 1898.
- ^ エドワート著, 長塚順次郎訳, 『魔球術』, 美満津商店, 1904.
- ^ 例えば(a)早稲田大学野球部選手, 『ベースボール』, 1907;(b)伊勢田剛, 『野球』, 1911年.
- ^ レッドソックス捕手が1イニング4捕逸 - nikkansports.com、2013年8月7日。
- ^ a b 米沢嘉博 『戦後野球マンガ史-手塚治虫のいない風景』平凡社〈平凡社新書〉、2002年、56-57頁。ISBN 978-4582851540。
- ^ 大崎悌造 『昭和子どもブーム』学研パブリッシング、2010年、110頁。ISBN 978-4054041172。
- ^ みなもと太郎 『お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ』角川書店、2004年、174-176頁。ISBN 978-4048838986。
- ^ 夏目房之介 1991, pp. 24–25.
- ^ 夏目房之介 1991, pp. 26–27.
- ^ 原田大 (2014年9月1日). “「アストロ球団」はこんなに凄い漫画だった! 殺人、廃人続出…なのに感動あり笑いあり!!!”. MOGU2ニュース. 2019年1月29日閲覧。
- ^ 夏目房之介 1991, pp. 38–39.
- ^ a b 夏目房之介 1991, pp. 40–41.
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魔球
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内角への豪速球(漫画) 魔球とは言えないが、ノーコンの蛮がコントロールを習得する過程で身につけた最初にプロの一軍で通用した球種。豪速球が内角に来ることで打者を恐れさせる。眉月に投げる前に舌なめずりする癖を見抜かれるが、癖を修正したあとは眉月ですら空振りする威力。この豪速球一本槍に限界を感じたことで魔球の開発につながる(八幡は当初通常の変化球を教えようとした)。またこの特訓が後に八幡が打者として覚醒するきっかけになる(特訓中、打席で顔面に豪速球を当ててもひるまないくらい)。 ハイジャンプ魔球(漫画・アニメ) 助走なしでプレートから真上に高くジャンプし、空中で投球する。非常に落差のある速球であるため、バッターは打ちにくい。漫画版ではジャンプの高さは1.5メートルとなっている。きっかけは、二軍で一軍に声がかかっているバッターに建物の高いところから何気なく投げた緩い球を空振りしたことで、落差のあるボールは打ちづらいことに気づいた。八幡がバイクで蛮に突っ込み、真上にジャンプしてかわすことで習得。漫画版では投げたあと、着地で重心が下に来るため頭上に来るバント飛球に対応できないという弱点の露呈で大回転魔球の開発に着手する。 エビ投げハイジャンプ魔球(アニメ) 助走なしでプレートから真上に高くジャンプした後、空中で体を大きく反らし、体のバネを利用して空中で投球する。ハイジャンプ魔球の高さを活かした効果に加え、体のエビ反りにより球威が増した上、打者からは球筋が見えにくくなる。 大回転魔球(漫画・アニメ) マウンド上で体を独楽のように高速で回転させ、投球する。残像効果により打者からは手が何本にも見え、いつどこからボールが投げられるのかがわからない。また、遠心力のためにエビ投げハイジャンプ魔球以上の球威も誇る。初披露の時、打席に立った王貞治は、一本足打法では足を踏み込むタイミングが掴めず棒立ちになり、同じチームでよかったと述懐している。 漫画版では右足を高く上げて投球モーションに入るため、打者は途中までその投球がハイジャンプ魔球か大回転魔球か判断できない。 ハイジャンプ大回転魔球、大回転ハイジャンプ魔球(漫画) ハイジャンプ魔球と大回転魔球を組み合わせた投法。途中で投げ方と名前が変わったが作中の人物には意識されておらず、組み合わせた魔球は一つという扱いになっている。 当初はジャンプしてから空中で回転を始めた後投球し、「ハイジャンプ大回転魔球」と名付けられた。しかし途中から、回転しながら真上に高くジャンプし、空中から投球するように変更され、「大回転ハイジャンプ魔球」と呼ばれるようになった。 なおこの魔球は威力があまりにも強力なため、捕手の手は1球受けただけで腫れ上がり選手交代を余儀なくされる。これを防ぐにはミットの中にタオルを入れて衝撃を緩和する対策が必要になる。 ハラキリ・シュート(漫画) 激しく曲がるシュート。特に左打者にとっては、腹部をえぐられるような恐怖がある。もともとは足の指の怪我をかばった投球が偶然生んだナチュラルシュートだった。「ハラキリ」と略される場合も多い。 分身魔球(漫画・アニメ) ボールが複数に分身する魔球。ボールを握りつぶして投球することでボールが激しく揺れるため、あたかも分身したように見える。 アニメ版では、八幡の親友である空手家・大山田拳に教わった自然借力法(じねんしゃくりきほう)で握力を一時的に強化することで、ボールを握りつぶしていた。当初は親指と人差し指の間に挟んで握っていたが、雨中だと握りつぶす時にボールが滑ってしまうため、手全体を使って握るようになった。また通常の投げ方では横に分身するが、アンダースローにすることで縦に分身し、更に打ちづらくなる。 漫画版では、ボールを握りつぶせるようになった理由は特に説明されていない。そしてこの魔球の投球にはかなりの体力(1球で10球分の体力を消耗)を要するため、蛮の死亡の原因となってしまった。 ミラクルボール(アニメ) 蛮が編み出した全ての魔球を組み合わせた、最終最後の魔球。 アスレテックスとのワールドシリーズで、ジャックスに全ての魔球を打ち崩された蛮が、苦し紛れに即興で編み出した。 自然借力法でボールを握りつぶした後、空中へハイジャンプし、体を高速回転させて投球するといったもので、結果として打者には、何十個にも分身したボールが、空中から投げ下ろされるように見える。 「ミラクルボール」という名称は、ボールの威力に面食らったジャックスが咄嗟に叫んだもので、ジャックスは攻略するのは無理と判断し、バットを闇雲に振り回し、八幡は捕球する事は不可能と判断し、体全体でボールを受け止めている。 全ての魔球を一時に投げる事は、体力自慢の蛮にとっても負担が大きいようで、これを投げる前には、彼にとっては珍しく、八幡に弱音を吐いている。 また蛮を含む様々なキャラクターが、バッティングにおいて随時独自の打法を編み出している。
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