魔球とは? わかりやすく解説

ま‐きゅう〔‐キウ〕【魔球】

読み方:まきゅう

球技で、相手惑わせる特別な変化球


魔球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/27 07:46 UTC 版)

魔球(まきゅう)は、主に日本において野球などの球技における変化球を表現する言葉である。また、比喩として掴みどころのないことや、必殺の武器のことを指すこともある。


注釈

  1. ^ ただし、漫画家のみなもと太郎は、「ちかいの魔球」より前、昭和32年発表の寺田ヒロオ「スポーツマン佐助」において、特に奇抜な変化のない球種の形容に「魔球」という言葉が使われていた記憶があると述べている[13]

出典

  1. ^ 山口鋭之助,『「魔球」の語源』,読売新聞 1931年5月21日朝刊9頁.
  2. ^ 横井春野, 『日本野球発達史』, 美津濃, 1922年.
  3. ^ a b 中馬庚, 「魔球」, 『野球』, 美津濃, 1897年.
  4. ^ 国民新聞社運動部編, 「魔法扱ひされたカーブ」, 『日本野球史』, 1929年.
  5. ^ 第一高等学校校友会, 『野球部史 : 校友會雑誌號外』, ベースボール・マガジン社, 1980 (第一高等学校校友会発行, 『野球部史』(1895)の復刻版).
  6. ^ 正岡子規, 『香雪紫雲』, 春陽堂, 1932年.
  7. ^ 高橋雄次郎, 『新式ベースボール術』, 四海堂, 1898.
  8. ^ エドワート著, 長塚順次郎訳, 『魔球術』, 美満津商店, 1904.
  9. ^ 例えば(a)早稲田大学野球部選手, 『ベースボール』, 1907;(b)伊勢田剛, 『野球』, 1911年.
  10. ^ レッドソックス捕手が1イニング4捕逸 - nikkansports.com、2013年8月7日
  11. ^ a b 米沢嘉博 『戦後野球マンガ史-手塚治虫のいない風景』平凡社〈平凡社新書〉、2002年、56-57頁。ISBN 978-4582851540 
  12. ^ 大崎悌造 『昭和子どもブーム』学研パブリッシング、2010年、110頁。ISBN 978-4054041172 
  13. ^ みなもと太郎 『お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ』角川書店、2004年、174-176頁。ISBN 978-4048838986 
  14. ^ 夏目房之介 1991, pp. 24–25.
  15. ^ 夏目房之介 1991, pp. 26–27.
  16. ^ 原田大 (2014年9月1日). “「アストロ球団」はこんなに凄い漫画だった! 殺人、廃人続出…なのに感動あり笑いあり!!!”. MOGU2ニュース. 2019年1月29日閲覧。
  17. ^ 夏目房之介 1991, pp. 38–39.
  18. ^ a b 夏目房之介 1991, pp. 40–41.


「魔球」の続きの解説一覧

魔球

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砂漠の野球部」の記事における「魔球」の解説

ツッチー編み出した魔球。

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「魔球」を含む「砂漠の野球部」の記事については、「砂漠の野球部」の概要を参照ください。


魔球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 23:10 UTC 版)

侍ジャイアンツ」の記事における「魔球」の解説

内角への豪速球漫画) 魔球とは言えないが、ノーコンの蛮がコントロール習得する過程で身につけた最初にプロ一軍通用した球種豪速球内角に来ることで打者恐れさせる眉月投げ前に舌なめずりする癖を見抜かれるが、癖を修正したあとは眉月ですら空振りする威力。この豪速球一本槍限界感じたことで魔球の開発につながる(八幡当初通常の変化球教えようとした)。またこの特訓が後に八幡打者として覚醒するきっかけになる(特訓中、打席顔面豪速球当ててひるまないくらい)。 ハイジャンプ魔球漫画アニメ助走なしでプレートから真上高くジャンプし空中投球する。非常に落差のある速球であるため、バッター打ちにくい。漫画版ではジャンプの高さは1.5メートルとなっている。きっかけは、二軍一軍に声がかかっているバッター建物の高いところから何気なく投げた緩い球を空振りしたことで、落差のあるボール打ちづらいことに気づいた。八幡バイクで蛮に突っ込み真上ジャンプしてかわすことで習得漫画版では投げたあと、着地重心が下に来るため頭上に来るバント飛球に対応できないという弱点露呈大回転魔球開発着手するエビ投げハイジャンプ魔球アニメ助走なしでプレートから真上高くジャンプした後、空中で体を大きく反らし、体のバネ利用して空中投球するハイジャンプ魔球の高さを活かした効果加え、体のエビ反りにより球威増した上、打者からは球筋見えにくくなる大回転魔球漫画アニメマウンド上で体を独楽のように高速回転させ、投球する残像効果により打者からは手が何本に見え、いつどこからボール投げられるのかがわからないまた、遠心力のためにエビ投げハイジャンプ魔球上の球威も誇る。初披露の時、打席立った王貞治は、一本足打法では足を踏み込むタイミング掴め棒立ちになり、同じチームよかった述懐している。 漫画版では右足高く上げて投球モーションに入るため、打者途中までその投球ハイジャンプ魔球大回転魔球判断できないハイジャンプ大回転魔球、大回転ハイジャンプ魔球漫画ハイジャンプ魔球大回転魔球組み合わせた投法途中で投げ方と名前が変わった作中の人物には意識されておらず、組み合わせた魔球は一つという扱いになっている当初ジャンプしてから空中回転始めた投球し、「ハイジャンプ大回転魔球」と名付けられた。しかし途中から、回転しながら真上高くジャンプし空中から投球するように変更され、「大回転ハイジャンプ魔球」と呼ばれるようになった。 なおこの魔球は威力あまりにも強力なため、捕手の手は1球受けただけで腫れ上がり選手交代余儀なくされる。これを防ぐにはミット中にタオル入れて衝撃緩和する対策必要になるハラキリ・シュート漫画激しく曲がるシュート。特に左打者にとっては、腹部えぐられるような恐怖がある。もともとは足の指の怪我かばった投球が偶然生んだナチュラルシュートだった。「ハラキリ」と略される場合も多い。 分身魔球漫画アニメボール複数分身する魔球。ボール握りつぶし投球することでボール激しく揺れるため、あたかも分身たように見える。 アニメ版では、八幡親友である空手家大山田拳に教わった自然借力法(じねんしゃくりきほう)で握力一時的に強化することで、ボール握りつぶしていた。当初親指人差し指の間に挟んで握っていたが、雨中だと握りつぶす時にボール滑ってしまうため、手全体使って握るようになった。また通常の投げ方では横に分身するが、アンダースローにすることで縦に分身し、更に打ちづらくなる。 漫画版では、ボール握りつぶせるようになった理由は特に説明されていない。そしてこの魔球の投球にはかなりの体力(1球で10球分体力消耗)を要するため、蛮の死亡原因となってしまった。 ミラクルボールアニメ) 蛮が編み出した全ての魔球を組み合わせた最終最後の魔球。 アスレテックスとのワールドシリーズで、ジャックス全ての魔球を打ち崩された蛮が、苦し紛れ即興編み出した。 自然借力法でボール握りつぶした後、空中ハイジャンプし、体を高速回転させて投球するといったもので、結果として打者には、何十個にも分身したボールが、空中から投げ下ろされるように見える。 「ミラクルボール」という名称は、ボール威力面食らったジャックス咄嗟に叫んだもので、ジャックス攻略するのは無理と判断しバット闇雲に振り回し八幡捕球する事は不可能と判断し、体全体ボール受け止めている。 全ての魔球を一時に投げる事は、体力自慢の蛮にとっても負担大きいようで、これを投げ前には、彼にとっては珍しく八幡弱音吐いている。 また蛮を含む様々なキャラクターが、バッティングにおいて随時独自の打法編み出している。

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魔球

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 12:02 UTC 版)

この単語漢字

常用漢字
きゅう
第三学年
音読み 音読み

発音

ま↗きゅー

名詞

(まきゅう)

  1. 球技で、打者苦しめる変化球


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