こうたろう【コウタロウ】(果樹)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第9403号 |
登録年月日 | 2001年 10月 18日 | |
農林水産植物の種類 | りんご | |
登録品種の名称及びその読み | こうたろう よみ:コウタロウ | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 吉田義雄、土屋七郎、副島淳一、羽生田忠敬、真田哲朗、樫村芳記、増田哲男、別所英男、小森貞男、伊藤祐司、阿部和幸、古藤田信博、加藤秀憲 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ふじ」に「はつあき」を交配して育成されたものであり、果実の外観が円、果皮を被う色が赤、大きさがやや大の育成地(岩手県盛岡市)では10月下旬に成熟する晩生種である。樹姿は開張、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さは中、節間長は短、皮目の大きさは大、多少は多である。短果枝の着生(結果習性)は短果枝上、えき花芽の着生は多である。葉身の形は円、大きさは中、色は緑、たく葉の形は鎌形、長さは長、葉柄の長さは短、太さは中である。花の大きさは小、色(蕾の色)は濃桃、花弁の形は円、やくの色は淡黄である。果実の外観は円、王冠は弱、がくの開閉は閉、がくあの深さは深、広さは中、こうあの深さは深、広さは中、果実の大きさはやや大、果皮の地色は黄緑、果皮を被う色は赤、被う色の強さは中、型は縞不明、量は多、さびの位置はこうあ、量は少、さび状果点は無、果点の大きさは中、密度は高、スカーフスキンは有、果皮のろう質は少、粗滑の程度は滑である。果梗の長さ及び太さは中、肉こうの有無は無である。果心の形は平円、大きさは中、果肉の色は黄、褐色化は中、硬さは硬、きめは中、蜜の多少は無~僅かである。甘味は中、酸味は弱、渋味は無、香気は中、果汁の多少は多、種子の形は倒卵、大きさは中である。発芽期及び開花期は晩、成熟期は晩で育成地においては10月下旬、結果の早晩は早、早期落果及び後期落果は無~僅か、普通貯蔵性は長い、心かびの発生は無~僅かである。「ジョナゴールド」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、スカーフスキンが有ること等で、「ふじ」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、蜜が少ないこと等で、「清明」と比較して、果皮を被う色の縞が不明であること、肉こうが無いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和51年に農林水産省果樹試験場盛岡支場(現独立行政法人農業技術研究機構果樹研究所リンゴ研究部(岩手県盛岡市))において、「ふじ」に「はつあき」を交配し、61年に一次選抜、平成3年から系統適応性検定試験を実施して特性の調査を行い、10年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「リンゴ盛岡56号」であった。 |
固有名詞の分類
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