1977年度の将棋界とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 1977年度の将棋界の意味・解説 

1977年度の将棋界

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 06:48 UTC 版)

1977年度の将棋界(1977ねんどのしょうぎかい)では、1977年昭和52年)4月から1978年(昭和53年)3月の将棋界に関する出来事について記述する。

できごと

記録

タイトル戦

棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
名人戦 主催紙移行問題が長引いたため未開催 [1]
棋聖戦 第30期棋聖 大山康晴 1977年6-7月 大山康晴 棋聖 3-1 森雞二 八段 7期連続(通算15期) [2]
王位戦 第18期王位 中原誠 1977年7-10月 中原誠 王位 4-2 米長邦雄 八段 5期連続(通算5期・永世王位資格) [3]
十段戦 第16期十段 中原誠 1977年10-12月 中原誠 十段 4-3 加藤一二三 棋王 4期連続(通算7期) [4]
棋聖戦 第31期棋聖 中原誠 1977年12月-1978年2月 大山康晴 棋聖 2-3 中原誠 名人 11期ぶり(通算8期) [2]
王将戦 第27期王将 中原誠 1977年12-1978年3月 中原誠 王将 4-2 有吉道夫 八段 6期連続(通算6期) [5]
棋王戦 第3期棋王 加藤一二三 1978年2-3月 加藤一二三 棋王 3-0 中原誠 名人 2期連続(通算2期) [6]

その他の棋戦

新:新人棋戦
棋戦 優勝者 決勝開催日 準優勝者 備考
王座戦 25 中原誠王座 1977年9月29日 大内延介八段 2年連続8回目 [7]
新人王戦 8 森安秀光六段 1977年11月2日 真部一男五段 2年ぶり3回目 [8]
NHK杯将棋トーナメント 27 中原誠名人 1978年3月13日 加藤一二三九段 3年ぶり2回目 [9]

女流タイトル戦

棋戦 勝者 開催時期 番勝負 備考
在位者 勝敗 挑戦者
女流名人位戦 第4期女流名人 山下カズ子 1977年11月 蛸島彰子女流名人 0-2 山下カズ子女流三段 初女流名人 [10]

順位戦

第36期順位戦(1976年12月 - 1978年3月)[11]

昇級
次期クラス 棋士 成績
挑戦者決定
リーグ
大内延介 1組(8勝3敗)
花村元司 1組(8勝3敗)
1組 森安秀光 2組(9勝1敗)
西村一義 2組(8勝2敗)
2組 淡路仁茂 3組(9勝1敗)
真部一男 3組(9勝1敗)
3組 菊地常夫 4組(10勝0敗)
河口俊彦 4組(8勝2敗)
前田祐司 4組(8勝2敗)
降級
次期クラス 棋士 成績
1組 有吉道夫 挑決(1勝7敗)
3組 廣津久雄 2組(4勝6敗)
本間爽悦 2組(3勝7敗)
4組 小堀清一 3組(1勝9敗)

将棋大賞

第5回将棋大賞受賞者[12]

各賞 受賞者 受賞 備考
最優秀棋士賞 中原誠 4年連続4回目
殊勲賞 加藤一二三
技能賞 森安秀光
敢闘賞 花村元司
最多対局賞 米長邦雄 2年連続4回目 65局
淡路仁茂
最多勝利賞 淡路仁茂 43勝
勝率一位賞 森安秀光 .792
連勝賞 大内延介 3年ぶり2回目 14連勝
新人賞 淡路仁茂

棋士年度成績一覧

昇段・引退

昇段(級) 棋士 昇段日 昇段理由
四段 青木清 1977年8月1日 奨励会規定 [14]
八段 北村秀治郎 1977年11月 贈八段 [15]
九段 梶一郎 1978年1月12日 追贈 [16]
名誉十段 塚田正夫 1978年1月16日 追贈 [17]
女流三段 山下カズ子 1977年11月15日 タイトル1期 [18]
引退 棋士(最終段位) 最終対局日 引退理由
引退 熊谷達人 八段 1977年4月12日 現役死去 [19]
清野静男 八段 1977年8月28日 現役死去 [20]
塚田正夫 九段 1977年12月1日 現役死去 [17]

出典

  1. ^ 名人戦・順位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  2. ^ a b ヒューリック杯棋聖戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  3. ^ 王位戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  4. ^ 九段戦(全日本選手権戦)・十段戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  5. ^ 王将戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  6. ^ 棋王戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  7. ^ 王座戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  8. ^ 新人王戦”. 日本将棋連盟. 2018年6月3日閲覧。
  9. ^ NHK杯将棋トーナメント”. 日本将棋連盟. 2018年6月10日閲覧。
  10. ^ 岡田美術館杯女流名人戦”. 日本将棋連盟. 2018年10月28日閲覧。
  11. ^ 第36期順位戦成績表”. 将棋順位戦データベース. 2018年11月11日閲覧。
  12. ^ 将棋大賞受賞者”. 日本将棋連盟. 2018年10月19日閲覧。
  13. ^ 近代将棋(1977年6月号)』近代将棋社(国立国会図書館デジタルコレクション)、260-262頁https://dl.ndl.go.jp/pid/6047050/1/133 
  14. ^ 棋士データベース 青木清”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。
  15. ^ 棋士データベース 北村秀治郎”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。
  16. ^ 棋士データベース 梶一郎”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。
  17. ^ a b 棋士データベース 塚田正夫”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。
  18. ^ 所属棋士|日本女子プロ将棋協会”. 日本女子プロ将棋協会. 2018年11月11日閲覧。
  19. ^ 棋士データベース 熊谷達人”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。
  20. ^ 棋士データベース 清野静男”. 日本将棋連盟. 2018年11月11日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  1977年度の将棋界のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

1977年度の将棋界のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



1977年度の将棋界のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの1977年度の将棋界 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS