2006年のガメラ(トト)
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「小さき勇者たち〜ガメラ〜」の記事における「2006年のガメラ(トト)」の解説
本編の主役。幼体のモデルはケヅメリクガメ。伊勢志摩・緋島の海岸の高台にて赤い石に乗った卵から孵る。「トト」という名前は、トトッと歩けるように願い、透がつけたものであり、透自身も生前の母から「トト」と呼ばれていた。 お腹に「炎」模様がある事が特徴である。誕生してから透の下で育てられていたが、その頃から空中浮遊や火炎放射を使えるなど、能力を片鱗的に見せていた。 やがて短期間でゾウガメ程に成長、ジーダスの到来を予期するかのような行動を取り始め透の前から姿を消す。そして志摩・波切にジーダスが出現した時、巨大な姿(近海の緋色真珠のエネルギーを注入していたとされる)となってジーダスと対峙、奮戦するが体格差により苦戦を強いられ、とっさに吐いた火球でジーダスを退けるも自身も負傷し自衛隊によって名古屋へ運ばれる。 そこで科学者たちの手で緋色真珠のエキスを注がれて傷を癒やすことになるが、トトを追跡するかの如く襲来したジーダスに襲われ、不完全ながら再び激突する。しかし、ここでも苦戦を余儀なくされ、追い詰められるが、麻衣がお守りとして持っていた赤い石が子供達によって運ばれ、最終的に透の手でトトの元に届けられる。石を同化したトトは、遂に完全体となってジーダスを撃破する。 その後、再び自衛隊によって捕獲されそうになるが、子供達にかばわれ、そのまま空を飛んでどこかへと姿を消す。その際ずっと否定していた透はトトをガメラと認め「ガメラ」と呼び、物語は終幕となる。 必殺技:トトインパクト!と呼ばれる火球攻撃。映画公開後、一般公募により命名された。 視力:30.0 だといわれ、紫外線や赤外線も見ることができる。 トトの幼少時代のモデルとして、ケヅメリクガメ13匹が使われた。腹部の炎模様はシールである。落下したり飛ぶなど極端な動きをする場面はソフトビニール製模型2体で撮影された。1mに達した時点の物は遠隔操作で動くロボットで、放映前にテレビ東京の『おはスタ』にて宣伝に使用された。5メートルを超える実物大造型物も用意され、撮影、宣伝キャンペーンに使用された。撮影後の実物大造形物は一般公募の結果、撮影が行われた三重県志摩市に預けられることになった。
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