2008年の「クラシコ」
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「1993年Jリーグ開幕節」の記事における「2008年の「クラシコ」」の解説
2008年5月3日に国立競技場で行われた東京ヴェルディ-横浜F・マリノス戦は、ヴェルディが2006年から2シーズンJリーグ ディビジョン2(J2) に降格し、同年にJリーグ ディビジョン1 (J1) へ復帰したため、3年ぶりの対戦となった。この試合では両チームが協力し、この対戦を「クラシコ」と名付け、Jリーグ開幕戦の半券持参者 や1993年生まれの先着93名が入場無料、特設テントでの当時の試合球・両チームユニフォーム展示、Tシャツとタオルマフラーがセットになった記念チケットの販売など、15年前のJリーグ開幕戦にちなんだ集客キャンペーンを実施して、2万1798人の観衆が集まった。試合では両チームの選手が1993年当時のユニフォームを模したTシャツで入場し、結果は3-2でヴェルディがF・マリノスを下した。ヴェルディの監督は柱谷哲二で、試合後のインタビューで「15年前(開幕戦)に1-2で負けた悔しさを未だに覚えている。そういう意味では悔しさがちょっとは晴れたかと」と話した。ヴェルディではGKコーチも15年前の開幕戦に出場した菊池新吉だった。一方、F・マリノスはGKコーチが松永成立で、コーチの一人は1993年に選手登録されていたが開幕戦のベンチには入らなかった松橋力蔵だった。また、水沼貴史の息子、水沼宏太がこの試合のベンチに入ったが、1990年2月22日生まれの宏太は開幕戦の時は3歳2ヶ月でサッカーの試合が出来る年齢ではなく、父の応援のために国立競技場のスタンドにいた事を覚えていると語った。 この試合は日本テレビにより生中継され、音声多重放送の主音声部分では武田修宏が城彰二 と共に解説し、副音声部分ではラモス瑠偉と木村和司が二人で解説を行った。 続く11月29日、今度はF・マリノスが主催となった「クラシコ」が日産スタジアムで開催され、「クラシコ」用に特別に印刷された「早割チケット」(早期購入割引券)の販売などが行われた。この試合はF・マリノスが2-0で勝利した。ヴェルディは同年に再びJ2降格が決定し、現時点ではこの11月の試合が最後の「クラシコ」となっている。
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