5.猫鼻頭周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 13:45 UTC 版)
猫鼻頭は後壁湖漁港から最南端の猫鼻頭の岬までの南湾及びバシー海峡に面する地域と猫鼻頭の岬から白沙湾までの台湾海峡に面する地域の岬である。猫鼻頭は台湾海峡とバシー海峡の境界地点にあり、鵝鑾鼻とともに、台湾最南の両端を成す。 猫鼻頭は珊瑚礁石灰岩が波浪、風雨や塩の結晶、砂による侵食や長期間のゴカイ類や節足動物による溶解侵食で出来た海岸地形で、高所から俯瞰すると、スカートのプリーツのようにジグザグしたの鋭い海岸線から「スカート状の海岸線」とも呼ばれている。崖下にある南海洞口の前には、落下した珊瑚礁石灰岩が猫がうずくまるように座っているように見えるため、「猫鼻頭」と呼ばれる。猫岩の北側海岸には、侵食により自然が作り上げた、様々な形をした奇岩怪石が多く、南側海岸には蜂の巣のように浸食された平らな珊瑚礁の百畳敷が続いている。 猫鼻頭も海水浴や釣りなどが楽しめるが、鵝鑾鼻は近代的なリゾート地であるが、猫鼻頭の周辺には民家や共同住宅が立ち並び、海浜地域もどこか猟師町を彷彿とさせる雰囲気を持っている。
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