ACIDとは? わかりやすく解説

acid

別表記:アシッド

「acid」とは、酸・酸の・酸っぱい・辛辣なのことを意味する英語表現である。

「acid」とは・「acid」の意味

「acid」とは、「酸、酸味辛辣な言葉」といった名詞、あるいは「酸の、酸性の、酸っぱい、酸味のある、辛辣な気難しい」といった形容詞の意味を持つ英単語である。一般的には「酸」という意味で、化学用語などとして用いられる

「acid」のスラングとしての意味

「acid」のスラング的な用い方として、麻薬幻覚促進剤である「LSD」を示すことがある。「LSD」の英語における正式名称は「Lysergic Acid Diethylamide(リゼルギン酸ジエチルアミド)」であり、1960年代アメリカで販売開始され医療用麻薬である。のちに幻覚作用など健康を害する危険なドラッグであると判断され1968年には所持することも違法となったものの、「acid」といった隠語によって、違法に流通している状況である。日本においても、カタカナ読みをした「アシッド」といった隠語で「LSD」のことを指し示すことがある

「acid」の語源・由来

「acid」の語源は、「酸っぱい」を意味するラテン語「aceo」に由来するとされる

「acid」を含む英熟語・英語表現

「on acid」とは



「on acid」とは、直訳した場合は「酸の上に、酸について、酸に依存して」といった意味になるが、「acid」は俗語として薬物(LSD)」という意味で用いられるこのため、「on acid」とは、「薬物依存の、薬物やっている」と訳すこともできる英語表現である。

「ACID特性」とは

ACID特性」とは、IT用語一つであり、トランザクション処理において必要とされる4つ性質を示す言葉である。例えば、銀行口座振り込み行った時、システム上では「口座情報間違いがないかを確認し、Aの口座から5万円を減らし、Bの口座5万増やす」といった処理が全て一貫して行われ途中で処理が中断しない必要があるこのような異な複数の処理を、一つまとめて管理することをトランザクション処理と呼ぶ。実際にトランザクション処理を行うシステムデータベースが持つべき性質は、「Atomicity(原子性一連の処理が全て完了するか、全く実行されないのか、どちらかの状態になること)」「Consistency一貫性/必ずルールに従ってデータベースに処理を行い、常にデータ矛盾がないこと)」「Isolation独立性/処理が同時に実行されても互いの処理に干渉しないこと)」「Durability永続性/処理完了時に結果記録され何が起きて失われないこと)」の4つであり、その頭文字をとって「ACID特性」と呼ばれている。

「acid」を含むその他の用語の解説

「ACID(音楽ソフト)」とは



「ACID(音楽ソフト)」とは、Windows用音楽製作ソフトの名称である。1998年アメリカSonic Foundry社が開発したソフトウェアであり、当時一般的に行われていた打ち込みによって音楽作るDTM方式とは全く異なる、「あらかじめ録音されループ素材貼り付ける」という手法(ループシーケンサー)を提供したため、業界大きな影響与えたとされる。現在は「ループシーケンサーの元祖」とも呼ばれつつ、開発バージョンアップ継続しており、日本においてはソースネクスト社が販売・サポート行っている。様々な楽器パズルのように組み合わせて音楽作れ一方で打ち込みレコーディングなどにも対応しているため、音楽知識あまりない人から、楽器演奏音楽理論精通した人まで、幅広く使えるソフトウェアである。

「acid」の使い方・例文

「acid」は「酸、酸性の」と言った意味を持つため、化学分野化学的用語として使われることが多い。例えば、「acid rain酸性雨)」や「acid detergent酸性洗剤)」、「citric acid(クエン酸)」、「amino acidアミノ酸)」といった用語や、「This is metal corroded by acid.(これは酸によって腐食した金属だ)」や「The experiment resulted in an acid reaction.(実験の結果酸性反応得られた)」といった用い方ができる。

それ以外にも「酸っぱい、辛辣なとげとげしい」といった形容詞の意味も持つため、「She likes acid coffee.(彼女は酸味のあるコーヒー好きです)」や「The man said an acid remark.(男は辛辣な発言をした)」、「She speaks in an acid voice.(彼女はとげとげしい声で話している)」といった表現用いられる。「酸っぱい」という表現においては、特にワインコーヒーなどの飲み物形容する場合適している。

アシッド【acid】

読み方:あしっど

【一】[名]

「酸(さん)」に同じ。

麻薬、特にLSDをいう。

【二】形動厳しいさま。辛辣(しんらつ)なさま。また、色彩などが強烈なさま。

「アシッド」に似た言葉

酸性

同義/類義語:酸, 酸性物質
英訳・(英)同義/類義語:acid

水溶液中の水素イオン濃度水酸イオン濃度よりも高い状態。pHが7よりも低い状態。
「生物学用語辞典」の他の用語
性質をあらわす:  遺伝的連続性  遺伝的類似性  配偶体型自家不和合性  酵素活性  酸性  重さ  重力屈性

ACID (コンピュータ科学)

(ACID から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 23:59 UTC 版)

ACIDとは、信頼性のあるトランザクションシステムの持つべき性質として1970年代後半にジム・グレイが定義した概念で、これ以上分解してはならないという意味の不可分性: atomicity)、一貫性: consistency)、独立性: isolation)、および永続性英語版: durability)は、トランザクション処理の信頼性を保証するために求められる性質であるとする考え方である[1]


  1. ^ [1]
  1. ^ ISO/IEC 10026-1:1992 Section 4
  2. ^ Andreas Reuter
  3. ^ Theo Härder
  4. ^ : basically available, soft state


「ACID (コンピュータ科学)」の続きの解説一覧

アシッド

(ACID から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 05:52 UTC 版)

アシッド (acid)

音楽ジャンル
その他

ACID

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 19:15 UTC 版)

第70回カンヌ国際映画祭」の記事における「ACID」の解説

ACID(フランス独立映画配給協会)は毎年9作品選出しており、今回の上映作は2017年4月21日に同部門ウェブサイト発表された。 長編映画 日本語題原題監督製作国 L'Assemblée Mariana Otero フランス Avant la fin de l'été Maryam Goormaghtigh フランス スイス Belinda Marie Dumora フランス Le Ciel étoilé au-dessus de ma tête Ilan Klipper フランス Coby Christian Sonderegger フランス Kiss and Cry Lila PinellChloé Mahieu フランス Last Laugh Zhang Tao 香港 フランス Sans Adieu クリストフ・アグ フランス Scaffolding Matan Yair イスラエル ポーランド スペシャル・スクリーニング 日本語題原題監督製作国 Pour leconfort ヴァンサン・マケーニュ フランス ACIDトリップ #1 - セルビア 日本語題原題監督製作国 Rekvijem za gospodju J. Bojan Vuletić セルビア ブルガリア 北マケドニア ロシア フランス Vlažnost Nikola Ljuca セルビア オランダ ギリシャ Dos patrias Kosta Ristić セルビア キューバ Tranzicija Milica Tomović セルビア Izlaz u slučaju opasnosti Vladimir Tagić セルビア Kamen u ruci Stefan Ivancić セルビア If I had it my way I would never leave Marko Grba Singh セルビア

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「ACID」を含む「第70回カンヌ国際映画祭」の記事については、「第70回カンヌ国際映画祭」の概要を参照ください。


ACID (Win)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 03:43 UTC 版)

ミュージックシーケンサー」の記事における「ACID (Win)」の解説

フレーズ録音したものなどオーディオデータを組み合わせて音楽作るループベースのシーケンスソフト。オーディオデータはテンポピッチ無関係に変更可能なAcidizeWavを使用する

※この「ACID (Win)」の解説は、「ミュージックシーケンサー」の解説の一部です。
「ACID (Win)」を含む「ミュージックシーケンサー」の記事については、「ミュージックシーケンサー」の概要を参照ください。


ACID

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 14:53 UTC 版)

第73回カンヌ国際映画祭」の記事における「ACID」の解説

以下の作品は、ACID(インディペンデント映画協会)から特別に公式レーベル指定された。 日本語題原題監督製作国 Les affluents Jessé Miceli カンボジア フランス Funambules Ilan Klipper フランス Les Graines que l'on sème Nathan Nicholovitch フランス Il Mio Corpo ミッチェル・ペネッタ スイス イタリア The Last Hillbilly Diane Sara Bouzgarrouトマ・ジェンコー フランス カタール Loin de vous j'ai grandi Marie Dumora フランス かせかふけは 風が吹けば Si le vent tombe (カンヌ国際映画祭公式選出でも発表) ノラ・マーティロスヤン フランス ベルギー アルメニア La Última Primavera イザベル・ランベルティ オランダ スペイン Walden Bojena Horackova フランス リトアニア チリ若手映画作家捧げられるはずだった「ACID Trip #4プログラムは、2021年延期された。

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「ACID」を含む「第73回カンヌ国際映画祭」の記事については、「第73回カンヌ国際映画祭」の概要を参照ください。

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